訳すのは「私」ブログ

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フランコ・モレッティ『遠読――<世界文学システム>への挑戦』みすず書房⑦:訳者あとがきが(ほぼ)読めます

現在、発売中のフランコモレッティ『遠読』ですが、「訳者あとがき」が(ほぼ)読めるようになっています。

 

amazonのサイトからはいって、「なか見!検索!」で読むことができます。

 

 

11000字、15頁の「訳者あとがき」のうち、12頁、8000字ぐらいが読めるようになっています。(本当は全文公開したかったのですが、仕様上難しい??)

 

内容としては

 

一 著者について

 

二 本書の内容について

 

三 「遠読」という概念について

 

四 「世界文学への試論」について

 

五 本書の翻訳について

 

になっています。

 

よろしければご覧ください。

 

以下にいままでの紹介記事をまとめておきました。

「遠読」タグもご利用ください。

 

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ナボコフの値段④ レア本編②

前回ナボコフのinscribed copyの値段の話――グレアム・グリーンあての『ロリータ』の価格――をしました。

 

ナボコフのinscribed copyの価格を語る上で欠かせないのが、1999年にグレン・ホロヴィッツ・ブックセラーが頒布したカタログ『ヴェラの蝶』です。

 

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1992年、グレン・ホロヴィッツ・ブックセラーが、ナボコフの原稿や書簡をニューヨーク公図書館に150万ドルで売却した話はすでに書きましたが、それで信頼をかちえたのでしょう。ナボコフのひとり息子、ドミトリイ・ナボコフは、父ウラジーミルが母ヴェラに送った献辞付きの本を一斉に売りに出すことにしたのです。

 

(ちなみに母親は1991年にすでに死去していましたが、両親の形見をかんたんに手放すことに抵抗はなかったんでしょうかね。このあたりにドミトリイの性格、ナボコフの遺産の扱い方の方針がみれますが、またいずれ。)

 

このカタログ、ISBNがついていますが、一般に流通したものではないよう。限定2000部が刷られたようです(「限定」、といっても、私がだしたどの本よりも多い刷り部数ですが)。カタログ以外にも、ナボコフ研究の大家が原稿を寄せていたり、ジェイ・グールドが原稿を書いていたり、ここでしか読めない未刊行版『ロリータ』脚本からの抜粋が載っていたりするなど、研究者必見の内容になっています。

 

 (ちなみにグールドのエッセイは↑に収録されました)

 

 さて、「値段」の話です。

 

このカタログでは妻への献辞付きのナボコフの本(一部そうでないのもあり)が135冊、売りに出されています。価格は500ドルから125000ドルまで幅があります。

 

このうち、最高価格の125000ドルの値がつけられたのは、1955年の 『ロリータ』初版の第二刷りで、ナボコフの書きこみがびっしりされたものです。

 

そして、それと並んで125000ドルの値を書店がつけたのが、意外なことに、ナボコフが自分の鱗翅類の論文12本を雑誌から切りとって、自分でまとめたものです。最後に「ヴェラへ」と書かれているそうで、いくつかの論文には、単行本『強硬な意見』収録用に手直ししたあとがあります。

 

これが『ロリータ』初版作者手直し本と同じ価値、というのは驚きですが、世界に一冊しかないという点では妥当なんですかね(ちなみに、この論文も『ナボコフの塊』に入っています)。

 

 

これは1999年の時点でのカタログですが、ほかのカタログとくらべるとまた少し興味深いこともわかってきます。(つづく)

 

『ナボコフの塊ーーエッセイ集1921-1975』作品社⑤:目次解説

今週の火曜日に作品社に出張して念校を4、5時間見てなんとか水曜に戻せるようにしました。その結果?、発売日が7月6日?に決まりました。

 

当初、300頁ぐらいでおさめるように、と言われていたのですが、総ページ数448頁?と大幅に膨れあがってしまいました。今回を逃すと、もうエッセイ集なんて出せないでしょうから、あれもこれもと詰め込み、解題と訳者あとがきと索引を加筆した結果です。まさに「塊」じみてきました。

 

最終的に、目次はこんな感じになりました。

 

ナボコフの塊――エッセイ集1921-1975』作品社

 

錫でできた星――ロシアへの郷愁
・「ロシアの川」(1924年

・「ケンブリッジ」(1921年)

・「笑いと夢」(1923年)

 

森羅万象は戯れている――遊ぶナボコフ
・「塗られた木」(1923年)

・「ブライテンシュトレーターVSパオリーノ」(1925年)

・「E・A・ズノスコ=ブロフスキー『カパブランカとアリョーヒン』、パリ」(1927年)
・「オペラについて」(1928年)

 

流謫の奇跡と帰還の奇跡を信じて――亡命ロシア文壇の寵児、V・シーリン
・「一般化について」(1926年)

・「ソヴィエト作家たちの窮状について少々、およびその原因を特定する試み」(1926年)

・「美徳の栄え」(1930年)

・「万人が知るべきものとは」(1931年)

 

ロシア文学のヨーロッパ時代の終わり――亡命文学の送り人
・「Ju・I・アイヘンヴァリドを追悼して」(1928年)

・「A・O・フォンダミンスキー夫人を追悼して」(1937年)

・「ホダセーヴィチについて」(1939年)

・「定義」(1940年)

・「I・V・ゲッセンを追悼して」(1943年)

・「『向こう岸』へのまえがき」(1954年)

 

英語の母音はレモン、ロシア語の母音はオレンジ――駆け出し教師時代
・「ロシア語学習について」(1945年)

・「ロシア学のカリキュラムにおける位置」(1948年)

 

張りつめているように見えて、だるだるに弛みきっている――口うるさい書評家
・「イヴァン・ブーニン『選詩集』現代雑記社、パリ」(1929年)

・「『現代雑記』三七号、一九二九年」(1929年)

・「ディアギレフと弟子」(1940年)

・「サルトルの初挑戦」(1949年)

 

文学講義補講 第一部 ロシア文学
・「プーシキン、あるいは真実と真実らしいもの」(1937年)

・「決闘の技法」(1964年)

・「レールモントフ『現代の英雄』訳者まえがき」(1958年)

 

文学講義補講 第二部 劇作・創作講座編
・「劇作」(1941年)

・「悲劇の悲劇」(1941年)

・「霊感」(1972年)

 

家族の休暇をふいにして――蝶を追う人【バタフライハンター】
・「ピレネー東部とアリエージュ県の鱗翅目についての覚え書き」(1931年)

・「Lycaeides Sublivens Nab. のメス」(1952年)

 

私のもっともすぐれた英語の本――『ロリータ』騒動
・「ロシア語版『ロリータ』へのあとがき」(1965年)

・「『ロリータ』とジロディアス氏」(1967年)

 

摩天楼のように伸びた脚注を――翻訳という闘い
・「翻訳の問題――『オネーギン』を英語に」(1955年)

・「奴隷の道」(1959年)

・「翻案について」(1969年)

 

私が芸術に完全降伏の念を覚えたのは――ナボコフとの夕べ
・「一九四九年五月七日「著者による『詩と解説』の夕べ」のための覚え書き」(1949年)

・「ナボコフ氏受賞スピーチ」(1975年)

 

おまけ
・「ナボコフ風たまご料理」(1972年)

 

以下に若干の解説を。

 

錫でできた星――ロシアへの郷愁
・「ロシアの川」(1924年

・「ケンブリッジ」(1921年)

・「笑いと夢」(1923年)

 

このセクションでは亡命の初期、まだ小説家として本格的にスタートする以前の、ケンブリッジ・ベルリン時代に書かれたものを集めました。

 

森羅万象は戯れている――遊ぶナボコフ
・「塗られた木」(1923年)

・「ブライテンシュトレーターVSパオリーノ」(1925年)

・「E・A・ズノスコ=ブロフスキー『カパブランカとアリョーヒン』、パリ」(1927年)
・「オペラについて」(1928年)

 

ここでは一九二〇年代に書かれた散文のなかから、ボクシングや、チェス、オペラなど「遊び」にかかわるものを集めてみました。亡命者というと悲惨な、暗い生活をイメージしがちですが、ここで描かれているのはどちらかと言えば、ワイマール文化華やかなりしベルリンを闊歩し、最先端の流行を吸収するひとりの若者の姿です。

 

流謫の奇跡と帰還の奇跡を信じて――亡命ロシア文壇の寵児、V・シーリン
・「一般化について」(1926年)

・「ソヴィエト作家たちの窮状について少々、およびその原因を特定する試み」(1926年)

・「美徳の栄え」(1930年)

・「万人が知るべきものとは」(1931年)

 

 このセクションでは、ナボコフがロシア語作家として地歩を固める過程で発表された文章や講演をあつめてみました。一番ナボコフが勢いがあったときです。かなり政治的なものも多いのに驚かれると思います。

 

ロシア文学のヨーロッパ時代の終わり――亡命文学の送り人
・「Ju・I・アイヘンヴァリドを追悼して」(1928年)

・「A・O・フォンダミンスキー夫人を追悼して」(1937年)

・「ホダセーヴィチについて」(1939年)

・「定義」(1940年)

・「I・V・ゲッセンを追悼して」(1943年)

・「『向こう岸』へのまえがき」(1954年)

 

このセクションでは、主に30年代後半に書かれた追悼文を集めてみました。お世話になった亡命知識人、出版人の死は、ナボコフのロシア語時代の終わりがせまっていた事実を示しています。

 

 英語の母音はレモン、ロシア語の母音はオレンジ――駆け出し教師時代
・「ロシア語学習について」(1945年)

・「ロシア学のカリキュラムにおける位置」(1948年)

 

ここでは1940年にアメリカに到着して以降、ロシア語教師としての働きぶりを伝えるエッセイ二本を訳出しました。

 

張りつめているように見えて、だるだるに弛みきっている――口うるさい書評家
・「イヴァン・ブーニン『選詩集』現代雑記社、パリ」(1929年)

・「『現代雑記』三七号、一九二九年」(1929年)

・「ディアギレフと弟子」(1940年)

・「サルトルの初挑戦」(1949年)

 

ナボコフがロシア語時代、英語時代をつうじて書いた書評を集めればそれだけで一冊、本が編めるでしょう。ここでは比較的有名な作者のものや重要なものを集めました。サルトルの『嘔吐』書評は、サルトル自身のナボコフ『絶望』書評への意趣返しだったのでしょうか?

 

文学講義補講 第一部 ロシア文学
・「プーシキン、あるいは真実と真実らしいもの」(1937年)

・「決闘の技法」(1964年)

・「レールモントフ『現代の英雄』訳者まえがき」(1958年)

 

ナボコフがした講演や評論を「文学講義補講」というかたちでまとめました。ここでは『ロシア文学講義』に含まれていないプーシキンレールモントフについてのものを。「プーシキン、あるいは真実と真実らしいもの」は、フランス語で書かれたものです。

 

文学講義補講 第二部 劇作・創作講座編
・「劇作」(1941年)

・「悲劇の悲劇」(1941年)

・「霊感」(1972年)

 

こちらはナボコフの演劇論・創作論を。「霊感」ではナボコフが選ぶアメリカの傑作短編小説が。

 

家族の休暇をふいにして――蝶を追う人【バタフライハンター】
・「ピレネー東部とアリエージュ県の鱗翅目についての覚え書き」(1931年)

・「Lycaeides Sublivens Nab. のメス」(1952年)

 

ナボコフが鱗翅目(チョウ・ガ)の研究者だったことは最近注目されるようになりました。このセクションでは比較的読みやすい蝶の採集記を二本、訳出してみました。「ピレネー…」のほうは百種類以上(!)の蝶・蛾がでてきます。この翻訳では、なんと荒木崇先生にお願いして、その学名・和名の全対照表をつけていただきました。これはかなりすごいです。

 

私のもっともすぐれた英語の本――『ロリータ』騒動
・「ロシア語版『ロリータ』へのあとがき」(1965年)

・「『ロリータ』とジロディアス氏」(1967年)

 

『ロリータ』のヒットはナボコフの生活を一変させ、最終的にアメリカの大学を離れ、スイスに移住することになりました。ここではその経緯を語った二本のエッセイをおさめました。

 

摩天楼のように伸びた脚注を――翻訳という闘い
・「翻訳の問題――『オネーギン』を英語に」(1955年)

・「奴隷の道」(1959年)

・「翻案について」(1969年)

 

ナボコフの英語エッセイには翻訳の話題が多く出てきますが、ここでは翻訳を主題にあつかったエッセイを三本集めました。「摩天楼のように伸びた脚注を――」は、「翻訳の問題」の最後、

「私はおびただしい脚注を添えた翻訳を、摩天楼の如く頁の最上部にまで達せんと伸びた、注釈と永遠の狭間に原詩のただ一行のみを輝かせている脚注を求めているのだ。」

からとっています。脚注がページの下からせりあがってきて、本文が一行だけになるイメージですね。

 

私が芸術に完全降伏の念を覚えたのは――ナボコフとの夕べ
・「一九四九年五月七日「著者による『詩と解説』の夕べ」のための覚え書き」(1949年)

・「ナボコフ氏受賞スピーチ」(1975年)

 

ナボコフが残した朗読会用メモ、授賞式でのスピーチ原稿から二本、訳出しました。

 

おまけ
・「ナボコフ風たまご料理」(1972年)

 

掲載を拒否されたレシピです。

 

フランコ・モレッティ『遠読――<世界文学システム>への挑戦』みすず書房⑥:図一部紹介

モレッティ『遠読』ですが、どういった内容なのか、紹介文だけからではなかなか伝わらない部分も大きいと思います。

 

背の帯には「21世紀の文学研究」と書いてありますが、一体どの辺が新しいのか?

 

それを端的にわかってもらうには、実は文章ではなく、図を見ていただくのが一番かもしれません。百聞(文)は一見に如かず、ということで、本書からいくつか図を引用してみました。

 

①「文学の屠場」より、「なぜホームズ作品だけが同時代の多くの犯罪小説のなかで生き残ったのか?」を、「手がかり」やその可視性によって分類した図。

 

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②「プラネット・ハリウッド」より、ハリウッド映画の世界各地での興行収入を地図上に図示したもの。

 

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③「スタイル株式会社」より、18世紀―19世紀の英国小説のタイトルの長さ(語数)を計測したもの。

 

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④「ネットワーク理論、プロット分析」より、『ハムレット』における登場人物の関係を、「作中で会話があったかどうか」で図式化したもの。

 

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うーん、こういう図を出発点にして、いったいどんな分析がおこなわれるのか?

……それは本書を読んでのお楽しみ、ということで。

 

 

公開講座「ウラジーミル・ナボコフの人生と文学」

きたる6月25日、本務校にて一般向け公開講座をおこないます。

 

開催演題 「ウラジーミル・ナボコフの人生と文学」

開催日時 平成28年6月25日(土)14:00から1時間30分程度

開催場所 日本大学大学院総合社会情報研究科日本大学本部所沢校舎)

 

詳細はこちら

 

ごくごく一般向け(ナボコフって誰?レベル)にナボコフの人生と作品を紹介する予定です。

 

(「予約が必要」、とでていますが、飛び入り参加も可能なようです)

フランコ・モレッティ『遠読――<世界文学システム>への挑戦』みすず書房⑤:訂正

おかげさまで共訳書が刊行になりました(今井亮一、落合一樹、高橋知之との共訳)。

(ただし青山ブックセンター表参道店に発売日の11日行ったところ、おいていませんでした……)

 

 

誤植、誤訳の訂正があればこの日付のブログに順次アップしていく予定です。

 

77頁 誤 「清代後期の語り手について」→正 「清朝末の語り手について」

85頁(注19) 誤 「清代後期の作家たちにとっては」→正「清朝末の作家たちにとっては」

同様の変更、さらに二カ所(「清代後期」→「清朝末」)

87―88頁(注26) 誤 「清代後期の小説の顕著な」→正「清朝末の小説の顕著な」

132頁 誤 Ⅰ →正 一

134頁 誤 Ⅱ →正 二

137頁 誤 Ⅲ →正 三

140頁 誤 Ⅳ →正 四

143頁 誤 V →正 五

145頁 誤 Ⅵ →正 六

158頁 誤 フランチェスカ → 正 フランチェスコ

224頁 誤 Ⅰ →正 一

229頁 誤 Ⅱ →正 二

231頁 誤 Ⅲ →正 三

235頁 誤 Ⅳ →正 四

236頁 誤 V →正 五

240頁 誤 Ⅵ →正 六

240頁 誤 Ⅶ →正 七

251頁 誤 Ⅰ →正 一

262頁 誤 Ⅱ →正 二

265頁 誤「六大奇作」→正「六大奇書」

271頁 誤「イプセン人形の家』『幽霊』」→正「プルース『人形』、イプセン『幽霊』

273頁 誤 Ⅲ →正 三

 

i頁 誤『人形の家』→正トル

viii頁 (項目追加) プルース、ボレスワフ 271頁

   『人形』 271頁

 

 

 

フランコ・モレッティ『遠読――<世界文学システム>への挑戦』みすず書房④:書影、紹介エッセイ

フランコ・モレッティ『遠読――<世界文学システム>への挑戦』は明日11日発売です。東京の大型書店ではすでに店頭に並んでいるのではないか、と思います。

 

共訳者の今井さんが、みすず書房の特設ウェブサイトにエッセイを寄稿してくれました。

 

www.msz.co.jp

こちら、刊行から一週間ほどのあいだ、掲載されている、期間限定のものだそうです。

読みやすく、訳書の魅力を伝えておりますので、ぜひお読みください。

 

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(原書と。大きさ自体は変わりませんが、日本語版は索引・訳注が圧倒的に充実、「訳者あとがき」も15頁と、かなり力をいれて書いています)

 

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表紙は原書と同じ「ネットワーク理論、プロット分析」の『ハムレット』のネットワーク分析の図から。線が銀色になっていてかっこいいです。

 

過去の告知もお読みいただければ幸いです。

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