訳すのは「私」ブログ

書いたもの、訳したもの、いただいたものなど(ときどき記事)

コメントしました。

ノーベル文学賞に関連して、時事通信社とNHKにコメントを出しました。 (NHKのほうはすでになかったです) www.jiji.com 時事通信社の方は年明け後もう一件ほど出しましたが、ネットでは出てきませんでした。

2019年展望

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。 2019年の刊行予定をアップしておきます。 ・(翻訳)マシュー・レイノルズ『翻訳――訳すことのストラテジー』(白水社)2月末 OUPのa very short introductionシリーズの一冊です。翻訳…

2018年回顧

2018年も終わりですね。今年は昨年力をためた分の成果をいくつか出すことができました。 自分の仕事で印象深かったものを三つ、あげておきます。 1 (単著)『アメリカのナボコフ――塗りかえられた自画像』(慶應義塾大学出版会) 七年越し、二冊目の単著を出…

日本通訳翻訳学会関東支部第51回例会

以下の会の司会をいたします(非会員要参加費)。 日本通訳翻訳学会関東支部では第51回例会を以下のとおり開催いたします。【日時】2019年1月14日(月・祝日) 14:00~17:00【会場】 順天堂大学本郷・お茶の水キャンパス第2教育棟5階501教室東京都文京区本郷2-…

『ナボコフ・コレクション ルージン・ディフェンス/密偵』

『ナボコフ・コレクション ルージン・ディフェンス/密偵』が刊行になりました。 私は中編「密偵」の翻訳を担当しています。 「密偵」は、従来日本では「目」というタイトルで知られていた作品です。 邦訳は白水社より、小笠原豊樹訳ででています。 小笠原豊…

『ナボコフ・コレクション ルージン・ディフェンス/密偵』

共訳者として参加した『ナボコフ・コレクション ルージン・ディフェンス/密偵』の見本が届きました。 12月26日刊行予定です。クリスマス・プレゼントにぜひ。 内容はおってまた。 www.shinchosha.co.jp

[書評]Duncan White, Nabokov and His Books: Between Late Modernism and the Literary Marketplace

日本ナボコフ協会の会誌『KRUG』の11号に、書評を寄稿しました。 [書評]Duncan White, Nabokov and His Books: Between Late Modernism and the Literary Marketplace 『Krug』11号、2018年、85-88頁。 ダンカン・ホワイトの本は、拙著と扱っているテ…

アンソロジーのなかのナボコフ⑫The Dream Adventure. New York: Orion Press,1963.

今回紹介するアンソロジーは、 Roger Caillois, ed., The Dream Adventure. New York: Orion Press,1963. です。 編者はロジェ・カイオワ。 目次は以下のとおりです。 The dream of the Duke of Chin / Tso-chʻiu MingKing Mu of Chou ; The country of Ku M…

2018年度ナボコフ協会秋の研究会のおしらせ

日本ナボコフ協会の秋の研究会のプログラムをアップしました。今回は研究発表1本、ブライアン・ボイド先生の講演1本です。奮ってご参加ください。 The Nabokov Society of Japan

アンソロジーのなかのナボコフ⑪The Secret Life of our Times: New Fiction from Esquire, New York: Double Day,1973.

今回の「アンソロジーのなかのナボコフ」で紹介するのは、Gordon Lish ed., The Secret Life of our Times: New Fiction from Esquire, New York: Double Day,1973です。 このアンソロジーは、かの有名なゴードン・リッシュ編集によるものでした。 「キャプ…

Loren Goodman, Non-existent Facts, otata's bookshelf, 2018.

友人のローレン・グッドマンから新著をもらいました。 Loren Goodman, Non-existent Facts, otata's bookshelf, 2018. 一編訳してみました。世界最速の翻訳です。 別の有名なアーチャーのスイス人、 アブラハム・テルは、息子のイサクの頭から 弓矢でリンゴ…

アンソロジーのなかのナボコフ⑩The Contemporary Writer: Interviews with Sixteen Novelists and Poets, Madison: The University of Wisconsin Press, 1972.

今回紹介するのはインタヴュー集です。 L. S. Dembo and Cyrena N. Pondrom, The Contemporary Writer: Interviews with Sixteen Novelists and Poets, Madison: The University of Wisconsin Press, 1972. 編者のデンボはウィスコンシン大学の教授でContemp…

アンソロジーのなかのナボコフ⑨The Twelfth Anniversary Playboy Reader, Chicago: Playboy Press, 1965.

今回紹介するアンソロジーは Hugh M. Hefner ed., The Twelfth Anniversary Playboy Reader, Chicago: Playboy Press, 1965. です。 Aspects of Loveにつづいて、また『プレイボーイ』ものですね。 『プレイボーイ』20周年を記念して出たもののようです。 亡…

アンソロジーのなかのナボコフ⑧The World in Vogue, New York: Viking,1963.

今回紹介するアンソロジーはThe World in Vogue (New York: Viking,1963)です。 といってもこれはアンソロジーというよりは、ファッション誌『ヴォーグ』の七十周年記念の総集編みたいな内容です。 This book was published on the magazine’s seventieth an…

ノーベル文学賞 日本人2人同時授賞の可能性を検討 1965年

ノーベル文学賞関連の新資料についてコメントを出しました。 www3.nhk.or.jp

アンソロジーのなかのナボコフ⑦Aspects of Love, Chicago: Palyboy Press,1972.

Playboy ed., Aspects of Love, Chicago: Palyboy Press,1972. カバー写真はPaul Fusco。 ポール・フスコ - Wikipedia 編集は『プレイボーイ』誌。このことからもわかるように、『プレイボーイ』に掲載された作品を中心に編んだアンソロジーです。出版社も自…

アンソロジーのなかのナボコフ⑥The Single Voice: An Anthology of Contemporary Fiction, New York: Collier Books,1969.

今回紹介するアンソロジーは Jerome Charyn ed., The Single Voice: An Anthology of Contemporary Fiction, New York: Collier Books,1969. になります。 前回までとちがって、『ロリータ』刊行後のアンソロジーですね。 『ロリータ』刊行後はもちろんいろ…

「世界」の中の日本文学――最新のアメリカの「世界文学全集」に見る

10月14日(日)15時より、勤務校で「「世界」の中の日本文学――最新のアメリカの「世界文学全集」に見る」と題する講演をおこないます(無料、予約不要)。 2018年に刊行されたノートン版世界文学アンソロジー第四版についてもお話しする予定です。 詳しくは…

アンソロジーのなかのナボコフ⑤Spearhead: 10 Years' Experimental Writing in America, New York: New Directions,1947.

今回はナボコフが収録されそうでされなかった幻のアンソロジーを紹介します。 Spearhead: 10 Years' Experimental Writing in America, New York: New Directions,1947. この本は新興出版社ニューディレクションズの創業十周年を祝って企画されたものでした…

アンソロジーのなかのナボコフ④The Best American Short Stories 1946, Boston: Houghton Mifflin,1946.

前回紹介したThe Best American Short Storiesは毎年ごとに刊行されるアンソロジーでした。ナボコフは1946年、二度目の収録をされました。 Martha Foley, ed. The Best American Short Stories 1946, Boston: Houghton Mifflin,1946. やはりまえがきから引用…

アンソロジーのなかのナボコフ③The Best American Short Stories 1944, Boston: Houghton Mifflin,1944.

時間が空いてしまいましたが、「アンソロジーのなかのナボコフ」 の三回目です。 今回からは英語アンソロジーを紹介します。アメリカに移住してきたナボコフを収録した最初期のアンソロジーです。 Martha Foley, ed. The Best American Short Stories 1944, …

ベン・ブラット『数字が明かす小説の秘密 スティーヴン・キング、J・K・ローリングからナボコフまで』坪野圭介訳、DU BOOKS

ベン・ブラット『数字が明かす小説の秘密 スティーヴン・キング、J・K・ローリングからナボコフまで』(坪野圭介訳)の書評を書かせていただきました。時事通信から今週以降配信される予定です。 数字と統計を使って小説についての素朴な疑問に答えていく・…

アンソロジーのなかのナボコフ②Радуга: русские поэты для детей, Берлин: Слово, 1922.

二冊目はやはり1922年にベルリンで刊行されたРадуга: русские поэты для детей(『虹――こどものためのロシア詩人』)です。 Детская библиотека "Слова"(スローヴォ社こども叢書)という文字が見えます。 編者はナボコフの友人でもあったサーシャ・チョルヌ…

アンソロジーのなかのナボコフ①Антология сатиры и юмора, Берлин: Мысль, 1922.

さて、一冊目のアンソロジーです。 Антология сатиры и юмора, Берлин: Мысль, 1922. [『風刺のユーモアのアンソロジー』、ベルリン、ムィスリ社、1922年] 私の撮った写真は残念ながらピンボケなのですが、以下のオークションサイトに鮮明な写真のものが載…

アンソロジーのなかのナボコフ⓪

次回から新シリーズ「アンソロジーのなかのナボコフ」を開始します。 文字通り、どんなアンソロジーのなかにナボコフが収録されてきたのかを見ていくものです。 基本はナボコフ存命中のものを中心に、と思っていますが、 おもしろいものがあれば縛られずに取…

坂本武編『ローレンス・スターンの世界』(開文社)

武田将明先生と落合一樹さんにご恵贈賜りました。 ありがとうございました。 www.kaibunsha.co.jp

『アメリカのナボコフ――塗りかえられた自画像』書評まとめ

このエントリに『アメリカのナボコフ――塗りかえられた自画像』の書評をまとめておきます。 書評をくださったみなさま、どうもありがとうございました。 鴻巣友季子 長澤唯史先生『陸奥新報』2018年6月16日、『中国新聞』2018年7月22日、『静岡新聞』2018年9…

エミリー・アプター『翻訳地帯――新しい人文学の批評パラダイムにむけて』書評まとめ

このエントリにエミリー・アプター『翻訳地帯――新しい人文学の批評パラダイムにむけて』の書評をまとめておきます。 書評をくださったみなさま、どうもありがとうございました。 鴻巣友季子 鴻巣友季子さん『毎日新聞』2018年5月13日 今週の本棚 鴻巣友季子…

ナボコフのアーカイヴを訪ねて⑰ ハーヴァード大学ホートン図書館

長らくハーヴァードのアーカイヴを観てきましたが、最後はやっぱりハーヴァード大学のホートン図書館です。 ハーヴァードの図書館については以前ケンブリッジ・ボストンの「ナボコフ・ツアー」をしたときに書きました。 yakusunohawatashi.hatenablog.com 70…

大浦康介編『日本の文学理論――アンソロジー』(水声社)

中村ともえさんからご恵投賜りました。ありがとうございます。 大浦康介編『日本の文学理論――アンソロジー』(水声社) 序 大浦康介著 概説 大浦康介著 中村ともえ著. 小説の主脳は人情なり-『小説神髄』より-坪内逍遥著. 直ぐ人生の隣りにゐる-「散文…