訳すのは「私」ブログ

書いたもの、訳したもの、いただいたものなど(ときどき記事)

いただきもの

荒木善太・和田惠里・福田美雪編『オペラの時代ーー音楽と文学のポリフォニー』水声社

福田美雪先生より共著書をいただきました。どうもありがとうございます。 近代の首都パリとオペラ人々がオペラに熱狂した近代のパリを舞台に、オペラと文学の相互作用が奏でる豊穣なポリフォニーの世界とは?音楽史と文学史を越境する、多様なアプローチによ…

中村三春『物語主義 太宰治・森敦・村上春樹』七月社

中村三春先生からご恵贈賜りました。どうもありがとうございます。 中村三春『物語主義 太宰治・森敦・村上春樹』七月社 www.7gatsusha.com 「物語は自らを生成すると同時に媒介される。虚構・小説・映画を理論的に横断し、メタフィクション、語りの変異、逸…

高田怜央『SAPERE ROMANTIKA』(paper company)『KYOTO REMAINS』(写真・遠藤祐輔、paper company)

詩人・翻訳家の高田怜央さんがご著書をご恵投くださいました。どうもありがとうございます。 第一詩集の『SAPERE ROMANTIKA』 honnosiori.buyshop.jp こちらは日本語の詩とその訳である英語の詩が掲載されている構成で自己翻訳になっています。 写真家遠藤祐…

佐峰存『雲の名前』思潮社

詩人の佐峰存さんから詩集『雲の名前』(思潮社)をいただきました。どうもありがとうございます。 佐峰さんのお名前は『て、わたし』という雑誌に掲載されていたイリヤ・カミンスキーの詩の翻訳で知りました(その後、『現代詩手帖』のアメリカ詩特集も読み…

川本直・樫原辰郎・武田将明編『吉田健一に就て』国書刊行会

編者の武田将明先生からご編書をご恵投賜りました。どうもありがとうございます。 川本直・樫原辰郎・武田将明編『吉田健一に就て』国書刊行会 www.kokusho.co.jp 作家の吉田健一についての、(執筆陣ふくめ)豪華な本です。 武田先生は「〈芸術家としての批…

石塚久郎責任編集『イギリス文学入門新版[新版]』大修館書店

武田将明先生よりご共著書を恵投賜りました。どうもありがとうございます。 石塚久郎責任編集『イギリス文学入門新版[新版]』三修社 2014年に出された『イギリス文学入門新版』の増補改訂版になります。 武田先生はデフォーやスウィフトなど18世紀の作家や…

ドゥブラヴカ・ウグレシッチ『きつね』奥彩子訳、白水社

訳者の奥彩子さんより、訳書をご恵投賜りました。どうもありがとうございます。 ドゥブラヴカ・ウグレシッチ『きつね』奥彩子訳、白水社 内容説明 文学をめぐる冒険、その愛とアイロニー ノイシュタット国際文学賞受賞者であり、ロシア・アヴァンギャルドの…

横道誠『村上春樹研究--サンプリング、翻訳、アダプテーション、批評、研究の世界文学』文学通信

横道誠先生からご著書を恵投賜りました。どうもありがとうございます。 横道誠『村上春樹研究--サンプリング、翻訳、アダプテーション、批評、研究の世界文学』文学通信 拝読したいと思います。

ルートヴィヒ・ティーク『フランツ・シュテルンバルトの遍歴』片山耕二郎訳、国書刊行会

献本を拝受しました。どうもありがとうございます。 ルートヴィヒ・ティーク『フランツ・シュテルンバルトの遍歴』(片山耕二郎訳、国書刊行会) 訳者あとがきによると、「あまりにポップでエンタメすぎる」ため訳されなかった「現代のライトノベルのような…

『グリーンランド――人文社会科学から照らす極北の島』(藤原書店)

研究者の中丸禎子さんより、ご共著書をいただきました。誠にありがとうございます。 『グリーンランド――人文社会科学から照らす極北の島』(藤原書店) 中丸さんは第8章、「セドナ×人魚姫 先住民表象の解体と人魚文学研究」を執筆されているようです。 www.f…

脇田裕正『降り坂を登る――春山行夫の軌跡 一九二八─三五』(松籟社)

脇田裕正先生より、ご著書をご恵投賜りました。誠にありがとうございます。 脇田裕正『降り坂を登る――春山行夫の軌跡 一九二八─三五』(松籟社) www.shoraisha.com 「批評の終局の目的は、既に他によつて書かれたものに判決を下すための法則を造りだすこと…

富山英俊『比喩と反語 アメリカの詩と批評』せりか書房

富山英俊先生より、ご著書を拝受しました。どうもありがとうございます。 購入したいと思っていたのでとてもうれしいです。拝読させていただきます。 富山英俊『比喩と反語 アメリカの詩と批評』せりか書房 honto.jp

菅利恵編『ドイツ語圏のコスモポリタニズムーー「よそもの」たちの系譜』共和国

西尾宇宏先生より、共著をいただきました。どうもありがとうございます。 菅利恵編『ドイツ語圏のコスモポリタニズムーー「よそもの」たちの系譜』共和国 目次 はじめに――コスモポリタニズムと「よそもの」(菅利恵)第1章 「永遠平和」への道――ヴィーラント…

佐藤元状・冨塚亮平編著『『ドライブ・マイ・カー』論』慶應義塾大学出版会

佐藤元状先生よりご共著書を頂戴しました。誠にありがとうございます。 www.keio-up.co.j 濱口監督のインタヴューも掲載されています。 『ドライブ・マイ・カー』論 はじめに(佐藤元状)『ドライブ・マイ・カー』のせいで気が狂いそうだ(D・A・ミラー)『…

中村三春『ひらがなの天使--谷川俊太郎の現代詩』(七月社)

中村三春先生より、ご著書をご恵投賜りました。 どうもありがとうございます。 『ひらがなの天使--谷川俊太郎の現代詩』(七月社) 翻訳についての章もあり、これから楽しみに拝読いたします。 www.7gatsusha.com

エマニュエル・ロズラン『文学と国柄――一九世紀日本における文学史の誕生』藤原 克己・鈴木哲平訳、岩波書店

鈴木哲平先生より、共訳書をご恵投賜りました。どうもありがとうございます。 エマニュエル・ロズラン『文学と国柄――一九世紀日本における文学史の誕生』藤原 克己・鈴木哲平訳、岩波書店 www.iwanami.co.jp

Right Margin

戸塚学さんから雑誌Right Marginをいただきました。どうもありがとうございます。 こちらの雑誌は英詩研究会の十周年を記念して作成されたものとのこと。 非売品ですが、せっかくですのでこちらで紹介します。 戸塚さんは「左川ちか訳・ジョイス『室楽』—— …

鴻巣友希子『文学は予言する』新潮選書

鴻巣友希子さんから御著書、『文学は予言する』(新潮選書)をご恵投賜りました。 鴻巣さん、どうもありがとうございます。

オルハン・パムク『ペストの夜』(上・下)宮下遼訳、早川書房

宮下遼さんが、訳書をご恵投くださいました。どうもありがとうございます。 オルハン・パムク『ペストの夜』(上・下)宮下遼訳、早川書房

岩川ありさ『物語とトラウマーークィア・フェミニズム批評の可能性』青土社

岩川ありささんからご著書をご恵投いただきました。どうもありがとうございます。 岩川ありさ『物語とトラウマーークィア・フェミニズム批評の可能性』青土社 多和田葉子や大江健三郎、小野正嗣といった同時代の作家をあつかった単著です。 拝読したいと思い…

ミシェル・フーコー『狂気・言語・文学』阿部崇・福田美雪訳、法政大学出版局

福田美雪先生から共訳書をご恵投いただきました。まことにありがとうございます。 ミシェル・フーコー『狂気・言語・文学』阿部崇・福田美雪訳、法政大学出版局 狂気、言語、文学は、長らくフーコーの思考の中心的な位置を占めていた。社会や文明における狂…

フョードル・ドストエフスキー『ステパンチコヴォ村とその住人たち』高橋知之訳、光文社古典新訳文庫

高橋知之さんから御訳書を恵投いただきました。誠にありがとうございます。 フョードル・ドストエフスキー『ステパンチコヴォ村とその住人たち』高橋知之訳、光文社古典新訳文庫 ドストエフスキーの初期の長編の新訳です。 解説から拝読しましたが、当時の背…

Yumiko Saito, Die Sprachbewegung in Übersetzungen am Beispiel von Yoko Tawadas Texten, Tübingen: Stauffenburg Verlag. 2022.

斎藤由美子さんがご著書をご恵投くださいました。誠にありがとうございます。 Yumiko Saito, Die Sprachbewegung in Übersetzungen am Beispiel von Yoko Tawadas Texten, Tübingen: Stauffenburg Verlag. 2022. 2017年にベルリン工科大学に提出された博士論…

ガブリエル・ガルシア=マルケス『ガルシア=マルケス中短篇傑作選』野谷文昭編訳、河出文庫

野谷先生より、御訳書をいただきました。どうもありがとうございます。 ガブリエル・ガルシア=マルケス『ガルシア=マルケス中短篇傑作選』野谷文昭編訳、河出文庫 こちら、「傑作選」とわざわざ銘打ってあるだけあって、どれも傑作です。 「大佐に手紙は来…

山根由美恵『村上春樹 〈物語〉の行方—サバルタン・イグザイル・トラウマ』ひつじ書房

山根先生が、ご著書を恵投くださいました。どうもありがとうございます。 山根由美恵『村上春樹 〈物語〉の行方—サバルタン・イグザイル・トラウマ』ひつじ書房 村上春樹についての論文数世界一の記録をもたれる山根先生の二冊目のモノグラフです。 ご恵投、…

京都文学レジデンシー編『TRIVIUM』

吉田恭子先生より京都文学レジデンシー編『TRIVIUM』をご恵投賜りました。 どうもありがとうございます。 こうした試みが、日本各地でできるといいのかなと思います。テジュ・コール「アルボース」(小磯洋光訳)のマサチューセッツ州ケンブリッジの街路樹が…

中川成美・西成彦編『旅する日本語――方法としての外地巡礼』松籟社

編著をご恵投賜りました。どうもありがとうございます。 中川成美・西成彦編『旅する日本語――方法としての外地巡礼』松籟社 まだ対談「「旅する日本語」の射程と可能性」を読んだだけですが、 大変勉強になります。 目次を拝見するだけで台湾や韓国など、多…

津野海太郎著・宮田文久編『編集の提案』黒鳥社

宮田文久さんより、ご編著を恵投賜りました。ありがとうございます。 『本とコンピュータ』などで伝説的な編集者、津野海太郎の過去の文章を発掘し、 独自の観点で編集したものになっております。 津野海太郎著・宮田文久編『編集の提案』黒鳥社 社会のなか…

中村三春『接続する文芸学 村上春樹・小川洋子・宮崎駿』七月社

中村三春先生よりご恵投賜りました。どうもありがとうございます。 中村三春『接続する文芸学 村上春樹・小川洋子・宮崎駿』七月社 (第Ⅱ部第5章で拙論[ナボコフの『ディフェンス』論]に触れてくださっております。恐縮です。) はしがき 序説 接続する文…

『アバイ』(イブラギム クナンバエフ詩集 叙事詩 訓戒の書)花伝社、2020年。

クルマンセイト・バトルハン氏より『アバイ』をご恵投賜りました。どうもありがとうございます。 『アバイ』(イブラギム クナンバエフ詩集 叙事詩 訓戒の書)花伝社、2020年。 カザフの国民詩人、アバイ・クナンバエフの詩集です。 ja.wikipedia.org 日本語…