訳すのは「私」ブログ

書いたもの、訳したもの、いただいたものなど(ときどき記事)

回顧

2023年回顧

今年刊行した出版物は 1 ホイト・ロング『数の値打ちーーグローバル情報化時代に日本文学を読む』今井亮一・坪野圭介共訳、フィルムアート社 デジタル・ヒューマニティーズをはじめて本格的に日本近代文学に適用した研究の紹介です。 数の値打ち グローバル…

2022年回顧

特別お題「わたしの2022年・2023年にやりたいこと」 の枠で2022年の回顧をします。 今年刊行した出版物は 1 ローレンス・ヴェヌティ『翻訳のスキャンダルーー差異の倫理にむけて』柳田麻里共訳、フィルムアート社 翻訳研究の古典を翻訳刊行しました。 翻訳…

2021年回顧

2021年も終わりです。今年も自分の仕事で印象深かったものをあげておきます。 1 (訳書)アレクサンダル・ヘモン『私の人生の本』(松籟社) アレクサンダル・ヘモンのエッセイ集を翻訳刊行できました。 残念ながらまったく売れていないそうですが……。 2 (…

2020年回顧

2020年も終わりです。今年も自分の仕事で印象深かったものをあげておきます。 1 (単著)『「世界文学」はつくられる――1827-2020』(東京大学出版会) 三冊目の単著を刊行できました。 2 (論文)「ソ連より愛をこめて――冷戦期日本における文化交流とソフト…

2019年回顧

2019年も終わりです。今年も自分の仕事で印象深かったものを三つ、あげておきます。 1 (編訳)『世界文学アンソロジー――いまからはじめる』(三省堂) 2016年から編集していた本を出せました。 2 (翻訳)『翻訳――訳すことのストラテジー』(白水社) 英語…

2018年回顧

2018年も終わりですね。今年は昨年力をためた分の成果をいくつか出すことができました。 自分の仕事で印象深かったものを三つ、あげておきます。 1 (単著)『アメリカのナボコフ――塗りかえられた自画像』(慶應義塾大学出版会) 七年越し、二冊目の単著を出…

2017年回顧

2017年は力を溜める一年でした。 自分の仕事で印象深かったものを三つ、あげておきます。 1 "Nabokov and Hearn: Where the Transatlantic Imagination Meets the Transpacific Imagination" yakusunohawatashi.hatenablog.com 五年越しの論文がようやく刊…