訳すのは「私」ブログ

書いたもの、訳したもの、いただいたものなど(ときどき記事)

書いたもの

国際中欧・東欧研究学会が日本にやってくる

多言語発信サイト「nippon.com」にエッセイを寄稿しました。 国際中欧・東欧研究学会が日本にやってくる (しかし最初「ICCEESがやってくる」にしていたのに、変なタイトルにされてしまいました。前回の原稿もこちらの意をくまない高閲がされていまし…

消えた作家、ドミトリイ・バーキンを追って

ドミトリイ・バーキンの『出身国』を刊行してからわかったことですが、 エージェント・出版社経由で作家バーキンが4月7日に死去していたことがわかりました。 死亡記事(ロシア語) 仕方がないこととはいえ、一時期は数か国語に訳されたのに、 ロシア語のメ…

カノンを輸入する――『ハーヴァード・クラシックス』と円本全集

論文が掲載されました。 「カノンを輸入する――『ハーヴァード・クラシックス』と円本全集」『比較文学』57巻、2015年、51-65頁。 『比較文学』は自著への書評などを載せてくれていたのですが、 論文を載せたことはなかったので、今回採用してもらったのはよ…

書評「河野至恩『世界の読者に伝えるということ』(講談社現代新書、二〇一四年)」

書評を書かせていただきました。 河野至恩『世界の読者に伝えるということ』(講談社現代新書、二〇一四年)『比較文学』第57巻、2015年、172-173頁。 世界の読者に伝えるということ (講談社現代新書)作者: 河野至恩出版社/メーカー: 講談社発売日: 2014/04/…

ある夏の日の報告―IWLに参加して

オンラインジャーナルの『翻訳研究への招待』に寄稿しました*1。 「ある夏の日の報告」『翻訳研究への招待』13号、2015年。 今回は論文ではなく、「報告」というくくりになっていることからもわかるように、エッセイ的な内容になっております(これも『UP…

移民作家アーニャ・ユーリニッチの復帰

多言語発信サイト「nippon.com」にエッセイを寄稿しました。 移民作家アーニャ・ユーリニッチの復帰 ユダヤ系ロシア人の移民作家、アーニャ・ユーリニッチ(1973‐)が昨年ひさびさに出版した新作(なんとグラフィック・ノベル)について書いております。 Len…

21世紀 世界文学カノンのゆくえ まとめ

東京大学出版会のPR誌『UP』で1年間にわたって隔月連載をさせていただいた「21世紀 世界文学カノンのゆくえ」完結記念ということで、まとめてみました。 「21世紀 世界文学カノンのゆくえ① はじめに『ハーヴァード・クラシックス』ありき」『UP』2014…

「21世紀 世界文学カノンのゆくえ⑥ 世界文学カノンはどこからきてどこにいくのか」

東京大学出版会の発行する雑誌『UP』に文章を寄稿しました。「21世紀 世界文学カノンのゆくえ⑥ 世界文学カノンはどこからきてどこにいくのか」『UP』2015年4月号、24−33頁。隔月連載「21世紀 世界文学カノンのゆくえ」の第6回目にして最終回になります。…

自己翻訳者の不可視性――その多様な問題(2012)

以前、書いた論文がJAITSのサイトからフリーでダウンロードできるようになりました。 前に書いた論文の紹介はこちら。 「自己翻訳者の不可視性――その多様な問題」『通訳翻訳研究』12号、2012年、155−174頁。 http://d.hatena.ne.jp/yakusunohawatashi/2…

Revisiting Nabokov's The Defense as a Moral Game: What Made Luzhin Commit Suicide?

論文が掲載されました。 "Revisiting Nabokov's The Defense as a Moral Game: What Made Luzhin Commit Suicide?" Nabokov Online Journal, Vol.8 2015 注1から抜粋。 This paper has been translated and thoroughly revised by the author; an earlier J…

21世紀 世界文学カノンのゆくえ⑤ 全集から部分集合へ

東京大学出版会の発行する雑誌『UP』に文章を寄稿しました。 「21世紀 世界文学カノンのゆくえ⑤ 全集から部分集合へ」『UP』2015年2月号、41−48頁。 隔月連載「21世紀 世界文学カノンのゆくえ」の第5回目になります。『UP』は大学の生協などで配布さ…

Notes on Nabokov's “Notes on my Father”

投稿した記事が掲載されました。 “Notes on Nabokov's “Notes on my Father”,” The Nabokovian. The Vladimir Nabokov Society. Number 73. 2014. p. 46. The NabokovianはThe Vladimir Nabokov Societyの機関紙で、年二回刊行されています。 この雑誌につい…

カノンをはかる――「世界文学全集」に見る各国別文学の受容の移り変わり

投稿した論文が掲載されました。 「カノンをはかる――「世界文学全集」に見る各国別文学の受容の移り変わり」『世界文学』120号、2014年、65−76頁。 1927年から2011年まで、『世界文学全集』30種、1629冊の国(言語)別にわりあてられたページ数を計算し、シ…

ロシア文学翻訳の現在—古典新訳からソローキンまで

多言語発信サイト「nippon.com」にエッセイ?コラム?を寄稿しました。 二回目になります。 「ロシア文学翻訳の現在 古典新訳からソローキンまで」 「ドストエフスキーはドラクエIIIだった!?」という内容になっております。 [asin:4102010106:detail]

「21世紀 世界文学カノンのゆくえ④ 「世界文学」になる方法」

東京大学出版会の発行する雑誌『UP』に文章を寄稿しました。「21世紀 世界文学カノンのゆくえ④ 「世界文学」になる方法」『UP』2014年12月号、37−44頁。隔月連載「21世紀 世界文学カノンのゆくえ」の第4回目になります。 『UP』は大学の生協などで配…

亡命と移民の現代

多言語発信サイト「nippon.com」にエッセイを寄稿しました。「亡命と移民の現代」しばらくの間、三か月に一度ほどの頻度で文章が掲載されるはずです。 赤露の人質日記 (中公文庫 M 38)作者: エリセーエフ出版社/メーカー: 中央公論社発売日: 1976/11/10メデ…

「21世紀 世界文学カノンのゆくえ③ 新しい「世界文学」のヒロイン」

東京大学出版会の発行する雑誌『UP』に文章を寄稿しました。「21世紀 世界文学カノンのゆくえ③ 新しい「世界文学」のヒロイン」『UP』2014年10月号、28−37頁。隔月連載「21世紀 世界文学カノンのゆくえ」の第3回目になります。 『UP』は大学の生協な…

「21世紀 世界文学カノンのゆくえ」② 「世界文学」はどれぐらい日本文学なのか?

東京大学出版会の発行する雑誌『UP』に文章を寄稿しました。「21世紀 世界文学カノンのゆくえ② 「世界文学」はどれぐらい日本文学なのか?」『UP』2014年8月号、32−40頁。隔月連載「21世紀 世界文学カノンのゆくえ」の第2回目になります。 「「世界文学…

「21世紀 世界文学カノンのゆくえ」① 「はじめに『ハーヴァード・クラシックス』ありき」

東京大学出版会の発行する雑誌『UP』に文章を寄稿しました。 「21世紀 世界文学カノンのゆくえ① はじめに『ハーヴァード・クラシックス』ありき」『UP』2014年6月号、20−27頁。 「21世紀 世界文学カノンのゆくえ」という連載の第一回目になります。 隔月…

“I could never resist the temptation to scribble on sheets of hotel paper”: Where did Nabokov Spend the Night on 19th September 1952?

ボストンでは初めて本格的な積雪がありました。 The Nabokovianの71号に “I could never resist the temptation to scribble on sheets of hotel paper”: Where did Nabokov Spend the Night on 19th September 1952? というごく短い文章を寄稿しました。 内…

「レキシントンの幽霊」異聞

2013年9月6日発売の『早稲田文学』6号に寄稿しました。 「「レキシントンの幽霊」異聞」、『早稲田文学』6号、467-477頁。 早稲田文学6 通常版作者: 青沼静哉,仙田学,間宮緑,多和田葉子,オルガ・トカルチュク,ニコール・クラウス,ドン・デリーロ,千野帽子,朝…

世界文学に抗して 一滞在者が見たボストン爆破事件

『群像』7月号に、「世界文学に抗して 一滞在者が見たボストン爆破事件」という文章を載せていただきました。 題名のとおり、4月にボストンで起こった爆破事件についての文章になっています。 群像 2013年 07月号 [雑誌]出版社/メーカー: 講談社発売日: 2013…

An Interview for JSPS News Letter, Vol. 28 Issue March 2013

日本学術振興会サンフランシスコ研究連絡センターが発行しているニューズレターの 在米研究者へのインタヴュー(INTERVIEW WITH JSPS FELLOW IN THE U.S)に答えました(英文)。 このニューズレター自体、存在を知らず、たまたま流れてきただけのようですが…

自己翻訳者の不可視性――その多様な問題

書いた論文が掲載されました。 「自己翻訳者の不可視性――その多様な問題」『通訳翻訳研究』12号、2012年、155−174頁。 内容は、20世紀の作家を何人かとりあげ、その自己翻訳の実態についておもに外面的に論じたものになっています。このブログの過去記事の内…

ロシア系<世界文学>の出発

書いた論文が掲載されました。「ロシア系<世界文学>の出発――亡命文学、ユダヤ文学、各国語文学を超えて――」『比較文學研究』97号、45-60. 『比較文學研究』は(一部)書店でも取り扱っている雑誌です。 興味がある方はご一読ください。 比較文學研究〈97〉…

<ロシア文学と恋愛>in『群像』

『群像』9月号の特集「文学と、たかが恋愛されど恋愛」のコーナー「世界文学と恋愛」の<ロシア文学と恋愛>というお題で文章を寄稿しています。群像 2012年 09月号 [雑誌]出版社/メーカー: 講談社発売日: 2012/08/07メディア: 雑誌 クリック: 10回この商品…

消えた作家 ドミトリイ・バーキンを追って

『ロシア文化通信 群 GUN』40号に「消えた作家 ドミトリイ・バーキンを追って」という文章を寄稿しました。 『ロシア文化通信 群 GUN』は、ロシア文学専門の出版社群像社が年二回、友の会の会員向けに発行している会報です。ドミトリイ・バーキンという作家…

ウラジーミル・ナボコフの翻訳理論と『オネーギン』訳の生んだ波紋

論文「ウラジーミル・ナボコフの翻訳理論と『オネーギン』訳の生んだ波紋」が、 『翻訳研究への招待』に掲載されました。 『翻訳研究への招待』はオンライン・ジャーナルなのでだれでも読むことができます。 1. 序 2.『オネーギン』翻訳への道 3.1. “litera…

日本文学のなかのナボコフ――誤解と誤訳の伝統

書いた論文が掲載されました。「日本文学のなかのナボコフ――誤解と誤訳の伝統」『文学』岩波書店、第13巻第4号、127-143頁、2012年7,8月号。文学 2012年 08月号 [雑誌]出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2012/07/28メディア: 雑誌 クリック: 21回この商品を…

特集✴辞書の世界

今号の『ユリイカ 特集✴辞書の世界』に小文を寄稿しました。ユリイカ2012年3月号 特集=辞書の世界作者: 北原保雄,永江朗,三浦しをん,高山宏,小谷野敦出版社/メーカー: 青土社発売日: 2012/02/27メディア: ムック購入: 2人 クリック: 28回この商品を含むブロ…