訳すのは「私」ブログ

書いたもの、訳したもの、いただいたものなど(ときどき記事)

訳すのは「私」

『ナボコフ 訳すのは「私」――自己翻訳がひらくテクスト』書評まとめ

山形浩生『朝日新聞』2011年4月24日 今福龍太『読売新聞』2011年6月13日 竹内恵子『週刊読書人』2011年7月1日号 後藤篤『図書新聞』2011年7月30日号 北代美和子『翻訳研究への招待』2011年、6号 西成彦『比較文学』2012年、54号 小西昌隆『ロシア語ロシア文…

ヨコタ村上書評

ヨコタ村上先生に書評を書いていただきました。 Shunichiro Akikusa, Nabokov Yakusunowa "Watashi": Jiko honyaku ga hiraku tekusuto (Nabokov, Translation Is Mine; How Self-translation Creates the Text), Tokyo: U of Tokyo P, 2011『比較文学』56号…

加藤書評

『ブルーノ・シュルツ 目から手へ』の著者、『ブルーノ・シュルツの世界』の編著者である加藤有子さんに拙著を評していただきました。加藤さん、ありがとうございます。 加藤有子「『ナボコフ 訳すのは「私《―自己翻訳がひらくテクスト』 」、『Krug』(New S…

井上書評

やや旧聞に属してしまうのですが、井上健先生に書評を書いていただきました。 [ http://www.als-j.org/maga.html:title=井上健「秋草俊一郎『ナボコフ 訳すのは「私」―自己翻訳がひらくテクスト』」『アメリカ文学研究』第49号、40−45ページ。] 〔前略〕翻訳…

正誤表:『ナボコフ 訳すのは「私」――自己翻訳がひらくテクスト』

※随時追加します。 p. 30 注(8):「シンタクス」→「シンタックス」(用語統一のため)p. 51 第一章:「文字通り自分の足を落っことし」→「文字通り足から倒れ」(二箇所)p. 122 第四章:「ようやく四月にはいると、」→「四月にはいってはじめて、」p. 184…

小西書評

ナボコフ研究者の小西昌隆氏に拙著『ナボコフ 訳すのは「私」――自己翻訳がひらくテクスト』の書評を書いていただきました(『ロシア語ロシア文学研究』44号)。ありがとうございます。 今現在、もっとも専門的(ナボコフ批評)な観点から書かれた書評だと思…

西書評

拙著『ナボコフ 訳すのは「私」−−自己翻訳がひらくテクスト』を、『比較文学』54号で西成彦氏に書評していただきました。拙著の三章を頂点とみる批評で、実際この三章にかんしてはいままで最良の批評ではないかと思います。著作を世に問う(というと非常にオ…

2011年回顧など

だいたい各媒体「2011年の収穫」のような特集がでそろったようですので私が目にした範囲でまとめておきます。紹介者・書評者の方々に深くお礼を申しあげます(見落としなどご容赦ください)。 毎年恒例の月刊『みずず』の読書アンケート特集で、ダムロッシュ…

正誤表

p. 36 「読書ガイド」 「レクラム文庫」→「フィッシャー社のペーパーバック版」

北代書評

日本通訳翻訳学会の電子ジャーナル『翻訳研究への招待』6号に『ナボコフ 訳すのは「私」』の書評が掲載されていました。評者は翻訳家として長いキャリアのある北代美和子氏。拙著に対する学術系の書評は初めてですね。しかも文学系ではなく翻訳研究系の方か…

後藤書評+『図書新聞』

7月30日号の『図書新聞』に、後藤篤氏による『ナボコフ 訳すのは「私」』の書評が掲載されています。評者の後藤氏は若手ナボコフ研究者ですが、それらしい、内容に踏み込んだ、学術的な観点からの批判も組み入れた評をいただいたことをお礼申し上げます。限…

竹内書評

竹内恵子氏による『ナボコフ 訳すのは「私」』への書評が『週刊読書人』7月1日号に掲載されていました。分量に見合った内容の濃い紹介で、多方面から本について触れてくださっていますが、ナボコフの研究におけるいくつかの<ギャップ>というか落差(「モダ…

今福書評

今福龍太氏による書評が6月13日の読売新聞にでていました。ありがとうございます。朝日新聞と同じ『ローラのオリジナル』とあわせての書評で、六章「訳注『エヴゲーニイ・オネーギン』――樹影譚としての翻訳論」に注目したという点も少し似ていますね。ただ、…

山形書評

もう結構前になってしまうのですが、山形浩生氏による書評が出ていました(ナボコフ『ローラのオリジナル』と合わせてのもの)。 山形氏とはまったく面識がない&「文学関係者」でもないにもかかわらず、評を書いていただけたということは(書評は本来そうあ…

「訳すのは『私』」症候群

新潮 2011年 06月号 [雑誌]出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2011/05/07メディア: 雑誌 クリック: 4回この商品を含むブログ (4件) を見る今日発売の『新潮』6月号の「新潮」のコーナーで 「「訳すのは『私』」症候群」という小文を書きました。自己翻訳につい…

『訳すのは「私」』関連論文

土曜日はあやうく新宿の路上の露と散るところでした。。。 『ナボコフ 訳すのは「私」−−自己翻訳がひらくテクスト』が出たのはいいのですが、内容説明だけではいまいちわからない、ということがあると思います。 そこで試し読みではないですが、著者の関連論…

『ナボコフ 訳すのは「私」――自己翻訳がひらくテクスト』(詳細目次)

ナボコフ 訳すのは「私」―自己翻訳がひらくテクスト作者: 秋草俊一郎出版社/メーカー: 東京大学出版会発売日: 2011/02/28メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 53回この商品を含むブログ (9件) を見る詳細な目次(章だけでなく節もふくめた)は以下のように…

『訳すのは「私」』ブログ

このブログでは『ナボコフ 訳すのは「私」――自己翻訳がひらくテクスト』について、出版情報の紹介や正誤表の公開などをおこないたいと思っています。ナボコフや自己翻訳について考えたり、『訳すのは「私」』に入れられなかった情報や、反応への応答(万が一…