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訳すのは「私」ブログ

書いたもの、訳したもの、いただいたものなど(ときどき記事)

風巻書評

ナボコフ 書評

だいぶ間が開いてしまいました。


風巻毅氏による『書きなおすナボコフ、読みなおすナボコフ』の書評が、三省堂書店公式ブログ『神保町の匠』にアップされていました。

本の紹介だけでなく、拙論にも触れていただき、ありがとうございました。

本の売り手側の意見ということで、おもしろく読みました。


ところで、日本語で「学会」というと、「学会組織society」と学術的な「大会conference」の両方を指してしまうのでやや混乱しますね。もちろん、後者は○○学会第××回全国大会とか秋の研究会などと案内などには出ていますが、めんどうなので学者の間でも「学会」で済ましてしまうことが多い。一方で、それはことさら日本ではその両者がわかちがたく結びついている、という事情に根ざしているような気がします。

この本は2010年に京都でおこなわれたナボコフの国際学会international conferenceをベースにした本ですが、この『書きなおすナボコフ』の編集は日本ナボコフ協会The Nabokov Society of Japanが中心になってやっています。

Societyのほうのナボコフの国際学会The International Vladimir Nabokov Societyもあるのですが、これが京都での大会を主導したという事実は聞きません。京都の大会は日本の有志の先生のご尽力で実現したのです。

また、日本だと学会はその会員でないと原則として発表できないと思いますが、この国際「学会」ではおそらくThe International Vladimir Nabokov Societyの会員以外の方も発表されていると思います。


ナボコフの国際学会は毎年おこなわれているわけではないですが、次回(2012年1月)はブライアン・ボイドの地元、ニュージーランドのオークランドの予定です。