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訳すのは「私」ブログ

書いたもの、訳したもの、いただいたものなど(ときどき記事)

Nabokov@Cambridge7: 4 Kirkland Place, 1956

アメリカ ナボコフ ケンブリッジ・ボストン

『オネーギン』の準備中に16 Chauncy Streetに滞在していたナボコフ夫妻は、ハーヴァードの比較文学科教授にして友人のハリー・レヴィンの家でさまざまな人々と旧交を温め合いました。

レヴィンの妻エレーナはロシア系だったこともあり、ヴェラとはナボコフ没後も文通を続けていました。まさに家族ぐるみの付き合いだったのでしょう。

Once again they had many friends to see: Harry and Elena Levin, Billy and Alice James, Mikhail and Tatiana Karpovich, Arthur and Marijon Schlesinger, Wilma and Charles Kerby-Miller, Jorge Guillén, Dos Passos in a merry and mellow mood. AY 294

4 Kirkland Placeはキャンパスのすぐそば、イェンチェン図書館の裏あたりに位置しています。



邸宅と言っていい家ですが、こちらのサイトに掲載されている写真とは少なくとも外装が違っていますね。


スペインの亡命詩人ホルヘ・ギリェン(1893-1984)に再会したり、


エドマンド・ウィルソンとも会っています。彼らはCraigie Circle時代からレヴィンの家を使っていたようです。


Often in Cambridge the Nabokovs would meet the Wilsons in the Levin's much more spacious home. AY 47

ただし、レヴィンがこのKirkland Placeの家を買ったのが1950年のことなので、それ以前は別の場所で会っていたのかも知れません。レヴィンは1950年5月5日の手紙で古い家を買ったこと、部屋が余っているのでいつでも泊まりに来ていいことを告げています。


これが今回の関連地図です。1が16 Chauncy Street、2が4 Kirkland Placeになります。