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訳すのは「私」ブログ

書いたもの、訳したもの、いただいたものなど(ときどき記事)

ダニーラ・ダヴィドフ「望遠鏡」(『早稲田文学 2015年冬号』)

書いたもの 訳したもの
『早稲田文学』に短編小説の翻訳が掲載されました。
 
 
ダニーラ・ダヴィドフ「望遠鏡」『早稲田文学 2015年冬号』 12-18頁。

 

ダニーラ・ダヴィドフは1977年生まれのロシアの作家・詩人で、編集者としても活躍しています。近年は詩人・編集者としての活動が目立っていますが、短編小説も独特の味があっておもしろいので、ぜひ読んでみてください。ちなみにこれが邦訳紹介としては初めてなります。

 

短編の内容は、乗っていたバスが爆破され、偶然ひとり生き残った男イペリマンのはなしです。「(頭が)おかしい男」の話の翻訳が『未来の回想』~『出身国』~「望遠鏡」とつづいております。

 

この号は編集委員の藤井光さんの責任編集号で、私のほかにも各国の翻訳者が最新の文学を紹介してくれています。

 

また訳者同士による座談会も収録されています。

 

「文学にとってホームとはなにか」『早稲田文学 2015年冬号』 100-117頁

 

(私はあまり話していませんが)

 

そのほかにも翻訳者・研究者によるおすすめブックガイドや、対談、鼎談にくわえて、

連載のタチヤーナ・トルスタヤ、ジョアン・ギマランイス・ローザ、

ウラジーミル・ソローキンの長編など、外国文学の特集号になっています。

 

 

現在、なかなか同時代の海外小説を紹介してくれる媒体はない(特に英米以外)と思いますので、貴重な特集・文芸誌だと思います。