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訳すのは「私」ブログ

書いたもの、訳したもの、いただいたものなど(ときどき記事)

奥彩子・西成彦・沼野充義編『東欧の想像力 現代東欧文学ガイド』松籟社、2016年。

いただきもの

編者のひとりの奥彩子さんよりご献本いただきました。




シンプルなデザインですが、表紙の色味がいいですし、カバーの質感もいいです。
ぱらぱらと見ただけですが、作家ひとりひとりの紹介文もひきこまれる感じです。

 

 

二〇一二年二月一日、女性詩人としてポーランド初のノーベル賞受賞者ヴィスワヴァ・シンボルスカは、古都クラクフの自宅で八十八歳の生涯を閉じた。重症の肺癌によるものだと伝えられたが、脳動脈瘤という難病とも闘っていた。しかし周辺にその苦しみを訴えることもなく、一時も煙草を手放すことはなかった。咎められると「トーマス・マンだって煙草なしに、あの『魔の山』を書くことはできなかったろうよ」と相手を煙に巻いて反論したものであった。(つかだみちこ「ヴィスワヴァ・シンボルスカ」より)

 

奥さん、どうもありがとうございました。

 

(2016年、まったく更新ないですが、今年もよろしくお願いいたします。)