森泉岳士さんの『ハルはめぐりて』(エンターブレイン)の英語副題作成に協力しました。
中学生の「ハル」が、ベトナム、台湾、モンゴル、日本の温泉地を旅するのですが、
森泉さんの筆による異国の風景描写がひとつの読みどころになっています。
もうすでに『カフカの「城」他三篇』(河出書房新社)で文学ファンにもすっかりおなじみな森泉さんですが、 はじめにデビュー作「森のマリー」、それから「小夜子、かけるかける」を『コミックビーム』で読んだときには震えましたよね。月並みですが、新しい才能が世に出る瞬間を目の当たりにしている!という感じがして。
↑「森のマリー」、「小夜子、かけるかける」も収録の短編集『耳は忘れない』。
そういえばここに収録されている表題作の「耳は忘れない」でも主人公はインド旅行に
いきますね。 これは実体験だったのが、今回のあとがきを読むとわかります。
たいしたお手伝いはしていないですが、尊敬するクリエイターと仕事ができたのは大変うれしかったです。