後藤篤さんから共著書『読者ネットワークの拡大と文学環境の変化 ─19世紀以降にみる英米出版事情』(音羽書房鶴見書店)をいただきました。
後藤さんは「書物の流離譚――『ロリータ』の大西洋横断的ネットワーク」という章をお書きになっています。
全11章+コラムで英米の出版事情についてさまざまな角度から光をあてた本になっています。
おもしろいのは各論文に「コメント」として 別の執筆者からのコメントがついていることで、類書にないこころみで、疑似シンポジウムのようです。
こういったコメントの往来をつうじて、文学コミュニティが形成されていくのだなあ、と思った次第です。
後藤さんには『アメリカン・ロードの物語学』につづいて
本をつぎつぎといただいてしまい、恐縮しております(自分でも買います)。
yakusunohawatashi.hatenablog.com
後藤さん、どうもありがとうございました。