時事通信社を通じて書評を寄稿しました。
ジョン・ネイスン『ニッポン放浪記』前沢浩子訳、岩波書店
(『河北新報』2018年1月21日号 に掲載されたようです。)
著者は日本文学研究者・翻訳家として知られ、三島由紀夫の評伝の著者でもあります。
それだけでなく、ソニーについての著書もあります。
この『ニッポン放浪記』は著者の70年以上の人生を回顧する自伝でありながら、大江健三郎、バーニー・ロセット、黒沢清、ドナルド・キーン、勝慎太郎など華麗なる固有名詞がばんばんとびだす楽しいゴシップ集として読むことも可能です。
戦後日本文学の受容を考える上でも重要な証言になっていると思います。