訳すのは「私」ブログ

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『アメリカのナボコフ――塗りかえられた自画像』内容紹介

先日刊行された『アメリカのナボコフ――塗りかえられた自画像』ですが、

多少内容を紹介させてもらおうと思います。

 

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これが、『ロリータ』の内幕だ――

新大陸に移住後、『ロリータ』によってスキャンダラスな形で知られたナボコフは、いかにアメリカの大作家へと上りつめたのか。芸術家、文学者へと意図的に自己イメージを操作しながら、亡命者から「世界文学」への道程を歩んでいった作家の姿を、本邦初公開となる膨大な新資料を通じて描きだし、従来のナボコフ像を一新する。図版多数。

 

この「図版多数」というところですが、実際にどういう図版が使われているのか紹介します。

 

第一章 「亡命の傷――アメリカのロシアで」より

 

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第二章「ナボコフとロフリン――アメリカ・デビューとモダニズム出版社」より

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第六章「カタログの中のナボコフ――正典化、死後出版、オークション」より

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  付録の「アメリカ到着後の年譜と地図」。

 

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