訳すのは「私」ブログ

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「問い」をリリースしました(『世界文学アンソロジー いまからはじめる』三省堂)

共編書『世界文学アンソロジー いまからはじめる』(三省堂)に「問い」を実装しました。

  

 

 

 

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上の頁の下部にある「発問例集」をクリックしてワードファイルをダウンロードして適宜おつかいください。

 

以下に、各作品を整理して理解し、あるいは深く読んで味わうための「問い」を、散文作品を中心にしめしてみました。もちろん、それぞれの問いは必ずしも一義的に答えが定まるものとはかぎりません。読書会や、授業でつかう場合など、参考にしてください。

 

たとえば、インドの作家プレームチャンドの「わたしの兄さん」の場合だと、

 

プレームチャンド(インド)「私の兄さん」

○作品が書かれた当時のインドの状況について調べてみよう。

○兄弟が勉強させられている内容や科目はなんだろうか。まとめてみよう。

○なぜ、作品のなかで学校の勉強が大事とされているのか、考えてみよう。

○「兄さん」の立場で「私」のような弟が家族にいたらどうだろうか。考えてみよう。

 

のような感じです。本書をさらに楽しむための一助としてもらえればと思います。

 

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