訳すのは「私」ブログ

書いたもの、訳したもの、いただいたものなど(ときどき記事)

「日本文学 語彙データで読む」『読売新聞』9月16日夕刊

9月16日の『読売新聞』夕刊に「日本文学 語彙データで読む」と題した、 共訳書『数の値打ち--グローバル情報化時代に日本文学を読む』(フィルムアート社)の紹介を寄稿しています。

ルートヴィヒ・ティーク『フランツ・シュテルンバルトの遍歴』片山耕二郎訳、国書刊行会

献本を拝受しました。どうもありがとうございます。 ルートヴィヒ・ティーク『フランツ・シュテルンバルトの遍歴』(片山耕二郎訳、国書刊行会) 訳者あとがきによると、「あまりにポップでエンタメすぎる」ため訳されなかった「現代のライトノベルのような…

ホイト・ロング『数の値打ちーーグローバル情報化時代に日本文学を読む』正誤表

393ページ 後ろから2行目 「「意識の流れ」が問題になる第三章では」→「「意識の流れ」が問題になる第四章では」 395ページ 「文学」と(私たちが思っているもの)とは→「文学」(と私たちが思っているもの)とは

『グリーンランド――人文社会科学から照らす極北の島』(藤原書店)

研究者の中丸禎子さんより、ご共著書をいただきました。誠にありがとうございます。 『グリーンランド――人文社会科学から照らす極北の島』(藤原書店) 中丸さんは第8章、「セドナ×人魚姫 先住民表象の解体と人魚文学研究」を執筆されているようです。 www.f…

ホイト・ロング「日本語版への序文」(『数の値打ち――グローバル情報化時代に日本文学を読む』)

フィルムアート社のサイト「かみのたね」で邦訳『数の値打ち――グローバル情報化時代に日本文学を読む』に、著者ホイト・ロング先生がよせた「日本語版への序文」が公開されました。 ためしよみとしてご活用ください。 www.kaminotane.com

ホイト・ロング『数の値打ちーーグローバル情報化時代に日本文学を読む』フィルムアート社

共訳書、ホイト・ロング『数の値打ちーーグローバル情報化時代に日本文学を読む』(フィルムアート社)が刊行になりました。 版元の紹介ページはこちら。 filmart.co.jp 北米のデジタル・ヒューマニティーズで日本文学を読んだらどうなるのか? 私小説や意識…

日本ポー学会 第14回年次大会・第16回総会

9月9日、日本ポー学会でお話させていただきます。 15: 45~16: 45 特別講演 「国語教科書とポー」 www.poejapan.org

「「遠読」以後――デジタルヒューマニティーズと文学研究」

共訳書ホイト・ロング『数の値打ち――グローバル情報化時代に日本文学を読む』(フィルムアート社)刊行直前ということで、 『UP』2017年2月号に掲載した「「遠読」以後――デジタルヒューマニティーズと文学研究」という文章を公開します。 「遠読」以後――デジ…

ホイト・ロング『数の値打ち――グローバル情報化時代に日本文学を読む』フィルムアート社

共訳書、ホイト・ロング『数の値打ち――グローバル情報化時代に日本文学を読む』をフィルムアート社より8月末刊行予定です。 どうぞよろしくお願いいたします。 ↓版元による紹介文です。 filmart.co.jp 明晰かつ雄弁で、主張には細心の注意が払われた『数の値…

伊東信宏編『東欧演歌の地政学--ポップフォークが〈国民〉を創る』アルテスパブリッシング

奥彩子さんからご共著をご恵投たまわりました。どうもありがとうございます。 伊東信宏編『東欧演歌の地政学--ポップフォークが〈国民〉を創る』アルテスパブリッシング 奥さんは「麗しのブレナのはるかな旅」という章を執筆されているようです。 楽しみに…

『文庫で読む100年の文学』中公文庫

『文庫で読む100年の文学』(中公文庫)のウラジーミル・ナボコフ『ロリータ』の紹介を寄稿しています。 よろしければご覧ください。

脇田裕正『降り坂を登る――春山行夫の軌跡 一九二八─三五』(松籟社)

脇田裕正先生より、ご著書をご恵投賜りました。誠にありがとうございます。 脇田裕正『降り坂を登る――春山行夫の軌跡 一九二八─三五』(松籟社) www.shoraisha.com 「批評の終局の目的は、既に他によつて書かれたものに判決を下すための法則を造りだすこと…

「コンピュータは小説を書いているか?」(※『すばる』2017年6月号掲載)

『すばる』2017年6月号に寄稿した「コンピュータは小説を書いているか?」という文章を公開します。 コンピュータは小説を書いているか? 1、人工知能の時代 もはやこうした言い方も陳腐になりつつあるが、人工知能について注目すべき出来事がたてつづけに…

富山英俊『比喩と反語 アメリカの詩と批評』せりか書房

富山英俊先生より、ご著書を拝受しました。どうもありがとうございます。 購入したいと思っていたのでとてもうれしいです。拝読させていただきます。 富山英俊『比喩と反語 アメリカの詩と批評』せりか書房 honto.jp

菅利恵編『ドイツ語圏のコスモポリタニズムーー「よそもの」たちの系譜』共和国

西尾宇宏先生より、共著をいただきました。どうもありがとうございます。 菅利恵編『ドイツ語圏のコスモポリタニズムーー「よそもの」たちの系譜』共和国 目次 はじめに――コスモポリタニズムと「よそもの」(菅利恵)第1章 「永遠平和」への道――ヴィーラント…

佐藤元状・冨塚亮平編著『『ドライブ・マイ・カー』論』慶應義塾大学出版会

佐藤元状先生よりご共著書を頂戴しました。誠にありがとうございます。 www.keio-up.co.j 濱口監督のインタヴューも掲載されています。 『ドライブ・マイ・カー』論 はじめに(佐藤元状)『ドライブ・マイ・カー』のせいで気が狂いそうだ(D・A・ミラー)『…

中村三春『ひらがなの天使--谷川俊太郎の現代詩』(七月社)

中村三春先生より、ご著書をご恵投賜りました。 どうもありがとうございます。 『ひらがなの天使--谷川俊太郎の現代詩』(七月社) 翻訳についての章もあり、これから楽しみに拝読いたします。 www.7gatsusha.com

「独裁者は世界文学の夢を見るか――エヴゲーニー・チジョフ『下訳からの翻訳』とポストソヴィエト的翻訳ポリティクス」

立命館大学の紀要『言語文化研究』34巻2号に論文「独裁者は世界文学の夢を見るか――エヴゲーニー・チジョフ『下訳からの翻訳』とポストソヴィエト的翻訳ポリティクス」を寄稿しました。 「独裁者は世界文学の夢を見るか――エヴゲーニー・チジョフ『下訳からの…

エマニュエル・ロズラン『文学と国柄――一九世紀日本における文学史の誕生』藤原 克己・鈴木哲平訳、岩波書店

鈴木哲平先生より、共訳書をご恵投賜りました。どうもありがとうございます。 エマニュエル・ロズラン『文学と国柄――一九世紀日本における文学史の誕生』藤原 克己・鈴木哲平訳、岩波書店 www.iwanami.co.jp

Right Margin

戸塚学さんから雑誌Right Marginをいただきました。どうもありがとうございます。 こちらの雑誌は英詩研究会の十周年を記念して作成されたものとのこと。 非売品ですが、せっかくですのでこちらで紹介します。 戸塚さんは「左川ちか訳・ジョイス『室楽』—— …

2023年展望

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。 昨年のふりかえりは昨日のエントリを見てください。 2023年の刊行予定をアップしておきます。 ・(翻訳)ウラジーミル・ナボコフ『ヴェーラへの手紙』(白水社)年内 ナボコフが妻ヴェー…

2022年回顧

特別お題「わたしの2022年・2023年にやりたいこと」 の枠で2022年の回顧をします。 今年刊行した出版物は 1 ローレンス・ヴェヌティ『翻訳のスキャンダルーー差異の倫理にむけて』柳田麻里共訳、フィルムアート社 翻訳研究の古典を翻訳刊行しました。 翻訳…

鴻巣友希子『文学は予言する』新潮選書

鴻巣友希子さんから御著書、『文学は予言する』(新潮選書)をご恵投賜りました。 鴻巣さん、どうもありがとうございます。

「「その他」の文学」『Brutus』2023年 1月15日号 No.976

『Brutus』2023年 1月15日号 No.976の特集「それでも本を読む理由。」に「「その他」の文学」というテーマで短いインタヴュー記事が掲載されています(63頁)。 紹介したのは オルハン・パムク『赤い髪の女』(宮下遼訳、早川書房) カメル・ダーウド『もう…

オルハン・パムク『ペストの夜』(上・下)宮下遼訳、早川書房

宮下遼さんが、訳書をご恵投くださいました。どうもありがとうございます。 オルハン・パムク『ペストの夜』(上・下)宮下遼訳、早川書房

岩川ありさ『物語とトラウマーークィア・フェミニズム批評の可能性』青土社

岩川ありささんからご著書をご恵投いただきました。どうもありがとうございます。 岩川ありさ『物語とトラウマーークィア・フェミニズム批評の可能性』青土社 多和田葉子や大江健三郎、小野正嗣といった同時代の作家をあつかった単著です。 拝読したいと思い…

abebooksで売られているナボコフの手紙二通

たまにabebooksのような大手古書店のサイトを見てナボコフ関係の出物をチェックしていますがメモ。 ベルギーの詩人、作家のロベール・メロ・ドゥ・ディ(1891―1956)にあてた1936年8月5日のはがき。詩集を送られたお礼の返事のようです。 www.abebooks.com …

ミシェル・フーコー『狂気・言語・文学』阿部崇・福田美雪訳、法政大学出版局

福田美雪先生から共訳書をご恵投いただきました。まことにありがとうございます。 ミシェル・フーコー『狂気・言語・文学』阿部崇・福田美雪訳、法政大学出版局 狂気、言語、文学は、長らくフーコーの思考の中心的な位置を占めていた。社会や文明における狂…

フョードル・ドストエフスキー『ステパンチコヴォ村とその住人たち』高橋知之訳、光文社古典新訳文庫

高橋知之さんから御訳書を恵投いただきました。誠にありがとうございます。 フョードル・ドストエフスキー『ステパンチコヴォ村とその住人たち』高橋知之訳、光文社古典新訳文庫 ドストエフスキーの初期の長編の新訳です。 解説から拝読しましたが、当時の背…

書評アンドレイ・プラトーノフ『チェヴェングール』(工藤順・石井優貴訳、作品社)

アンドレイ・プラトーノフ『チェヴェングール』(工藤順・石井優貴訳、作品社)の書評を『週刊 読書人』に書きました。 jinnet.dokushojin.com