訳すのは「私」ブログ

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ウラジーミル・ナボコフの文学 ─その特徴と現代的意義─

さる7月3日、明治学院大学にお招きいただいて、
「ウラジーミル・ナボコフの文学 ─その特徴と現代的意義─」という講演をおこないました。

(タイトル〔自分でつけた〕がひどいですが、内容は主にアメリカ文学からみたナボコフの受容史など)

招待&来聴してくださったみなさま、ありがとうございました。




[追記]

全体的に目の覚めるような発見を述べた、というわけではないので摘要、というほどのことはないんですが、

円城塔「道化師の蝶」を話のマクラに(この部分は近日中に発表予定)、
・鱗翅目学者としての業績
ナボコフの伝記
ナボコフの評価
ポストモダニズムとの関係(その関連で下の書籍に収録されているバースの「尽きの文学」がでてきた)
・「ヴェイン姉妹」について(言葉遊び、「異界」など)
ナボコフバイリンガリズム

などの話を駆け足で。

本当は「ヴェイン姉妹」をモラリスティックに読むとどうなのか(『訳すのは「私」』三章のような)、という話をしたかったのですが、時間もあってあまりふれられず。



どうも学内者向けの催しだったようなので、事前に告知はしなかったのです。

(しかし今の私の立場的にうれしかったので、記録に残しておくことにしました。)

金曜日の本

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