書いた論文が掲載されました。
「ロシア系<世界文学>の出発――亡命文学、ユダヤ文学、各国語文学を超えて――」『比較文學研究』97号、45-60.
『比較文學研究』は(一部)書店でも取り扱っている雑誌です。
興味がある方はご一読ください。
- 作者: 東大比較文學會
- 出版社/メーカー: すずさわ書店
- 発売日: 2012/11
- メディア: 単行本
- クリック: 17回
- この商品を含むブログを見る
ダムロッシュの『世界文学とは何か?』を使って、同時代ロシア系移民文学を読んでみた、という内容になっています。ナボコフとは直接の関係はないですが、こういうのもやっていますということでひとつ。
ちなみに、以下のような節から成っています。
一、世界文学とは何か?
二、亡命文学から移民文学へ
三、ヴァプニャール――ユダヤ系からロシア系へ
四、シュタインガート――ポストコロニアル文学的「正典」の解体
五、フンメル――自伝文学からマイナー文学へ
六、カミーナー――「わたし語り」から「あなた語り」へ
七、移民文学から世界文学へ
- 作者: デイヴィッド・ダムロッシュ,秋草俊一郎,奥彩子,桐山大介,小松真帆,平塚隼介,山辺弦
- 出版社/メーカー: 国書刊行会
- 発売日: 2011/04/27
- メディア: 単行本
- 購入: 2人 クリック: 48回
- この商品を含むブログ (23件) を見る