ハーヴァードにはナボコフが一時的に非常勤研究員のようなかたちで勤務した比較動物学博物館があることはかつてこのブログでもとりあげました。
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博物館自体もナボコフが採集した鱗翅類の標本などを所有していますが、今回紹介するのはその二階にある図書館です。
前回紹介した生物学者エルンスト・マイヤーの名前が冠された図書館になります。
ここのスペシャル・コレクションは、ナボコフの書簡を所蔵しています。
この書簡は、比較的近年になってから寄付によって収蔵されたもので、Nabokov's BUtterfliesにも収録されていないものです。
アマチュアの鱗翅目学者フランク・チェルモクに出した手紙六通が収蔵されています(1944―1952)。チュルモク(1906-1967)は、アマチュアと言えども膨大なコレクションを持った分類の権威でした。ちなみに、ここの書簡をもとにして一度短い報告をNabokovianに投稿したこともありました。
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資料の充実度 ★
使いやすさ ★★★★
アトラクション度 ★★★