訳すのは「私」ブログ

書いたもの、訳したもの、いただいたものなど(ときどき記事)

アンソロジーのなかのナボコフ⑭Michael Lipton, R.C.O. Matthews, John M. Rice, Chess Problems: Introduction to an Art, New York: Citadel Press, 1965.

こちらも久しぶりになってしまったシリーズですが、今回はこちら。

Michael Lipton, R.C.O. Matthews, John M. Rice, Chess Problems: Introduction to an Art,  New York: Citadel Press, 1965.

 

f:id:yakusunohawatashi:20190429212137j:plain

チェスプロブレムの入門書です。

 

f:id:yakusunohawatashi:20190429212241j:plain

 

収録されているナボコフのプロブレムは一局。『詩とプロブレム』の第一局に使われているものです。

 

しかし興味深いのはむしろ、Introductionの最後に、

ナボコフの自伝『記憶よ、語れ』よりかなり長い引用がされ、

チェスプロブレムの楽しさを描いた例とされていることでしょう(pp. 23-24)

 

チェスプロブレムのアンソロジーにも収録されている例として

あげておきます。