こちらも久しぶりになってしまったシリーズですが、今回はこちら。
Michael Lipton, R.C.O. Matthews, John M. Rice, Chess Problems: Introduction to an Art, New York: Citadel Press, 1965.
チェスプロブレムの入門書です。
収録されているナボコフのプロブレムは一局。『詩とプロブレム』の第一局に使われているものです。
しかし興味深いのはむしろ、Introductionの最後に、
ナボコフの自伝『記憶よ、語れ』よりかなり長い引用がされ、
チェスプロブレムの楽しさを描いた例とされていることでしょう(pp. 23-24)
あげておきます。