ロシアの作家、マクシム・
ゴーリキーは『母』『
どん底』
などといった作品で世界的な文豪としていまも読まれています。
その
ゴーリキーは、
1917年に
ボリシェヴィキが10月革命をおこして政権を奪取す
ると、職を失った文学者たちを集め、
レーニンの協力のもと「
世界文学出版所」をたちあげました。そして1919年、長大な「
世界文学出版所カタログ」を刊行します。それは
ソ連版『
世界文学全集』の青写真とでも言うべきものでした。
今回の講座では、日本をふくめ全世界をおさめた「カタログ」
の内容とその狙いを紹介します。