訳すのは「私」ブログ

書いたもの、訳したもの、いただいたものなど(ときどき記事)

2013-02-01から1ヶ月間の記事一覧

ドミトリイ・バーキン「出身国」in『波』

新潮社のPR誌『波』に訳した短編が掲載されました。 ドミトリイ・バーキン「出身国」『波』、2013年3月号、42−51頁 以前紹介を書いた作家の短篇集の表題作になります。 沼野充義氏による先駆的な紹介はこちら。 『波』のページ。 http://www.shinchosha.co.j…

Nabokov@Cambridge-Wellesley-Boston: Index

Index Nabokov@Cambridge0: Introduction Nabokov@Cambridge1: Museum of Comparative Zoology Nabokov@Cambridge2: 8 Craigie Circle, 1942-1948 Nabokov@Cambridge3: 9 Maynard Place, Feb. -June 1952 Nabokov@Cambridge4: Widner Memorial Library Nabok…

Nabokov@Boston: Hotel The Vendome, June, 1950

以前、ナボコフは基本的にはボストンに住まなかった、ということを書きました。そのわずかな例外がこのホテル・ヴァンドームです。 コーネル大学時代、以前から歯が悪かったナボコフはすすめられて歯を全部抜き、総入れ歯にします。その際かかったのがボスト…

正誤表:『ナボコフ 訳すのは「私」――自己翻訳がひらくテクスト』

※随時追加します。 p. 30 注(8):「シンタクス」→「シンタックス」(用語統一のため)p. 51 第一章:「文字通り自分の足を落っことし」→「文字通り足から倒れ」(二箇所)p. 122 第四章:「ようやく四月にはいると、」→「四月にはいってはじめて、」p. 184…