訳すのは「私」ブログ

書いたもの、訳したもの、いただいたものなど(ときどき記事)

2024-01-01から1年間の記事一覧

坪野圭介『遊園地と都市文学――アメリカン・メトロポリスのモダニティ』小鳥遊書房

坪野圭介さんよりご著書を御恵投いただきました。どうもありがとうございます! 『遊園地と都市文学――アメリカン・メトロポリスのモダニティ』小鳥遊書房 坪野さんの博士論文の書籍化ですね、坪野さん、おめでとうございます&ありがとうございます。 遊園地…

戦争教材としてのティム・オブライエン「待ち伏せ」――あるいは翻訳小説の効用

『早稲田大学国際文学館ジャーナル』第二号に研究ノートを寄稿しました。 「戦争教材としてのティム・オブライエン「待ち伏せ」――あるいは翻訳小説の効用」『早稲田大学国際文学館ジャーナル』第二号、39-50頁。 以下のリンクからダウンロードできます。 was…

4月24日「国語教科書の潜在力――これからの文学教育」本屋B&Bイベント

『教科書の中の世界文学――消えた作品・残った作品25選』(三省堂)の刊行を記念して、共編者の戸塚さんにくわえ、『文章は「形」から読む――ことばの魔術と出会うために』(集英社新書)を刊行された阿部公彦先生と本屋B&Bでイベントを開催することにしま…

水野的『日本人は英語をどう訳してきたか――訳し上げと順送りの史的研究』(法政大学出版局)

水野的先生より、ご著書を御恵投賜りました。どうもありがとうございます。 水野的『日本人は英語をどう訳してきたか――訳し上げと順送りの史的研究』(法政大学出版局) 水野先生がライフワークとしていた研究です。600頁を超す大著ですが、これでも相当に短…

『教科書の中の世界文学』訂正

51頁 終りから7行目「傷つけたことがを」→「傷つけたことを」 172頁 三浦哲郎【ルビ:みうらてつろう】→三浦哲郎【ルビ:みうらてつお】 201頁 頭から5行目「おれたりよりも」→「おれたちよりも」

阿部公彦『文章は「形」から読む――ことばの魔術と出会うために』集英社新書

阿部公彦先生よりご著書を御恵送賜りました。どうもありがとうございます。 阿部公彦『文章は「形」から読む――ことばの魔術と出会うために』集英社新書 www.shueisha.co.jp 文章は「形」から読む ことばの魔術と出会うために (集英社新書) 作者:阿部 公彦 集…

荒木善太・和田惠里・福田美雪編『オペラの時代ーー音楽と文学のポリフォニー』水声社

福田美雪先生より共著書をいただきました。どうもありがとうございます。 近代の首都パリとオペラ人々がオペラに熱狂した近代のパリを舞台に、オペラと文学の相互作用が奏でる豊穣なポリフォニーの世界とは?音楽史と文学史を越境する、多様なアプローチによ…

ホイト・ロング『数の値打ち グローバル情報化時代に日本文学を読む』フィルムアート社(電書版)

日本近代文学×北米デジタル・ヒューマニティーズのホイト・ロング『数の値打ち グローバル情報化時代に日本文学を読む』の電書版が刊行になりました。 サンプルで64頁(日本語版への序文、序章、一章)ぐらいが読めます。 ブックウォーカー版 bookwalker.jp …

秋草俊一郎・戸塚学編『教科書の中の世界文学――消えた作品・残った作品25選』三省堂

共編著が刊行されました。 秋草俊一郎・戸塚学編『教科書の中の世界文学――消えた作品・残った作品25選』三省堂 戦後、中高の国語教科書に掲載された「外国文学」作品から25人27作品を厳選し、時代をさかのぼるかたちで並べました。 50年代、60年代…

中村三春『物語主義 太宰治・森敦・村上春樹』七月社

中村三春先生からご恵贈賜りました。どうもありがとうございます。 中村三春『物語主義 太宰治・森敦・村上春樹』七月社 www.7gatsusha.com 「物語は自らを生成すると同時に媒介される。虚構・小説・映画を理論的に横断し、メタフィクション、語りの変異、逸…

ミハイル・シーシキン「ナボコフのインクの染み」

以下に著者の許可をえて、ミハイル・シーシキンさんの短編を翻訳して公開します。 (著者については記事の最後をご覧ください) ミハイル・シーシキン「ナボコフのインクの染み」 作り話なんてする必要もない。 私はチューリッヒ・クローテン空港の到着ロビ…

DH国際シンポジウム ビッグデータ時代の文学研究と 研究基盤

デジタル・ヒューマニティーズ分野で著名な英文学者イリノイ大学のテッド・アンダーウッド先生がいらっしゃるシンポジウムに登壇予定です。 DH国際シンポジウム ビッグデータ時代の文学研究と 研究基盤 DH国際シンポジウム ビッグデータ時代の文学研究と 研…

『教科書の中の世界文学』目次

2月刊行予定の『教科書の中の世界文学』の目次を公開いたします。 戸塚学共編『教科書の中の世界文学』(三省堂) 目次 第1章 現代 カフカ「掟の門」/チェーホフ「カメレオン」/知里幸惠「銀の滴降る降るまわりに」/◇コラム:新しい高校国語科目と外国文…

2024年展望

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。 昨年のふりかえりは先日のエントリを見てください。 2024年の刊行予定をアップしておきます。 1(戸塚学共編)『教科書の中の世界文学――消えた作品・残った作品25選』(三省堂) 中学国…