訳したもの
ジョージ・ソーンダーズ『ソーンダーズ先生の小説教室 ロシア文学に学ぶ書くこと、読むこと、生きること』の「はじめに」が版元のウェブサイトで全文公開されました。 以下で読むことができます。 www.filmart.co.jp 読むことの研究とは、頭の働きの研究であ…
共訳書のジョージ・ソーンダーズ『ソーンダーズ先生の小説教室 ロシア文学に学ぶ書くこと、読むこと、生きること』(フィルムアート社)が刊行されました。 版元のサイトです。 www.filmart.co.jp ソーンダーズ先生の小説教室 ロシア文学に学ぶ書くこと、読む…
今日刊行された『ユリイカ』8月号にジャスティン・ジャメール「ポール・オースターの思い出とアメリカにおける彼の著作の評判について少々」の訳を掲載してもらっております。 ジャスティンは詩人で、オースターの助手をしていた頃の思い出や、アメリカでの…
共訳書、フランコ・モレッティ『遠読』が新装版で復刊されました。 フランコ・モレッティ『遠読 新装版――<世界文学システム>への挑戦』秋草俊一郎・今井亮一・落合一樹・高橋知之・みすず書房 2016年に刊行され、品切れになっていた『遠読』の新装版になり…
現在、刊行中のホイト・ロング「機械翻訳とともに生きることを学んで」(『思想』2024年6月号)の冒頭試し読みを公開いたします(本誌とは微妙に異なります)。 機械翻訳とともに生きることを学んで ホイト・ロング 訳 秋草俊一郎 私は万能翻訳機に頼りすぎ…
『思想』6月号にホイト・ロング「機械翻訳とともに生きることを学んで」の翻訳を寄稿しました。 内容はニューラル機械翻訳について、その文芸翻訳への使用について、その文学研究への使用について…という内容です。頁数で36枚、原稿用紙120枚の長編です。詳…
フランコ・モレッティ『遠読――<世界文学システム>への挑戦』(秋草俊一郎・今井亮一・落合一樹・高橋知之訳、みすず書房)が新装版で復刊されます。 長きにわたって品切れになっており、購入できなくて困っていたかたもいたと思いますが、何卒よろしくお願…
日本近代文学×北米デジタル・ヒューマニティーズのホイト・ロング『数の値打ち グローバル情報化時代に日本文学を読む』の電書版が刊行になりました。 サンプルで64頁(日本語版への序文、序章、一章)ぐらいが読めます。 ブックウォーカー版 bookwalker.jp …
以下に著者の許可をえて、ミハイル・シーシキンさんの短編を翻訳して公開します。 (著者については記事の最後をご覧ください) ミハイル・シーシキン「ナボコフのインクの染み」 作り話なんてする必要もない。 私はチューリッヒ・クローテン空港の到着ロビ…
水野翻訳通訳研究所のジャーナルMITISに論文を訳しました。 ジゼル・サピロ「文学作品はいかに国境を越えるのか(あるいは越えないのか)?--世界文学への社会学的アプローチ」MITIS Journal Vol.3 No.2 (2023), 31-46. 以下のサイトから無料でDLで…
日本近代文学会の学会誌『日本近代文学』にホイト・ロング先生の文章を訳しました。 ホイト・ロング「物語の科学――過去・現在・未来」『日本近代文学』第109集、2023年、182-188頁。 「展望」のコーナーで、ご自身の研究について、 単著『数の値打ち』以降の…
ホイト・ロング『数の値打ち―グローバル情報化時代に日本文学を読む』の序章が公開されました。 19世紀医学界に巻き起こった統計的思考の導入をめぐる議論から 文学における「数の値打ち」が歴史的に再発見されていきます。 www.kaminotane.com www.kaminota…
共訳書が刊行になりました。 アレクサンダル・ヘモン『ブルーノの問題』柴田元幸・秋草俊一郎訳、書肆侃侃房 ボスニア出身のアメリカ作家のアレクサンダル・ヘモンの初期短編集です。 社会主義ユーゴスラヴィアの不条理な日常と、ゾルゲ事件がパラレルに語ら…
今月発売予定の共訳書の情報が公開されました。 アレクサンダル・ヘモン『ブルーノの問題』柴田元幸・秋草俊一郎訳、書肆侃侃房 『私の人生の本』につづくヘモンの翻訳です。 何卒よろしくお願いいたします。 kyu.hanmoto.com ブルーノの問題 [ アレクサンダ…
フィルムアート社のサイト「かみのたね」で邦訳『数の値打ち――グローバル情報化時代に日本文学を読む』に、著者ホイト・ロング先生がよせた「日本語版への序文」が公開されました。 ためしよみとしてご活用ください。 www.kaminotane.com
共訳書、ホイト・ロング『数の値打ちーーグローバル情報化時代に日本文学を読む』(フィルムアート社)が刊行になりました。 版元の紹介ページはこちら。 filmart.co.jp 北米のデジタル・ヒューマニティーズで日本文学を読んだらどうなるのか? 私小説や意識…
共訳書、ローレンス・ヴェヌティ『翻訳のスキャンダルー-差異の倫理にむけて』(フィルムアート社)が刊行になりました。 翻訳研究の第一人者(のひとり)ローレンス・ヴェヌティの初の訳書になります。 翻訳研究だけでなく、世界文学論として読んでも価値…
第五章 188頁 つまりは、大学の政治的・制度的問題なのだ――伝統にのっとった教育がおしなべてそうであるように、いや、おそらくは教育というものがすべてそうであるように、徹底的な翻訳可能性、言語の消滅を理想としてかかげている。 → 大学の政治的、制度…
2022年5月26日刊行予定の共訳書、ローレンス・ヴェヌティ『翻訳のスキャンダルーー差異の倫理にむけて』(秋草俊一郎・柳田麻里訳、フィルムアート社)の目次・書影が公開されましたので、お知らせします。 翻訳がなぜスキャンダラスなのか──それは世界の文…
以前翻訳したシギズムンド・クルジジャノフスキイの短編「支線」が、 松籟社noteで公開されています。 よろしければご覧ください。 note.com 「支線」が収録されているのはこちら。 クルジジャノフスキイのほかの作品はこちら。
アレクサンダル・ヘモン『私の人生の本』(松籟社)のプロモーションの一環として、過去に共訳したシギズムンド・クルジジャノフスキイの短編集『瞳孔の中』より「クヴァドラトゥリン」が松籟社note公開されています。 note.com アレクサンダル・ヘモン『私…
シギズムンド・クルジジャノフスキイ『未来の回想』(松籟社)の「訳者あとがき」が、アレクサンダル・ヘモン『私の人生の本』のプロモーションの一環として公開されました。 よろしければご覧ください。 note.c https://amzn.to/3zoijDz
訳書、アレクサンダル・ヘモン『私の人生の本』(松籟社)が刊行されました。 よろしくお願いいたします。 日本語版は、傷跡の残るサラエヴォの壁を装丁に用いています。 原書とならべるとこんな感じです。英語版のこの青いエイリアンの正体は? www.hanmoto…
※アレクサンダル・ヘモン『私の人生の本』(松籟社)の訂正があれば、こちらに記します。 p157 「フィオレンティーナの紫のジャージを」→「フィオレンティーナの紫のユニフォームを」
来週にも刊行されるアレクサンダル・ヘモン『私の人生の本』(松籟社)の「訳者あとがき」が「松籟社note」で公開されました。 note.com 私の人生の本〈東欧の想像力エクストラ1〉 | 松籟社 SHORAISHA
9月刊行の訳書、アレクサンダル・ヘモンのエッセイ集『私の人生の本』より、「アクアリウム」が版元・松籟社さんのnoteで公開されました。一か月間の期間限定の公開のようです。 note.com 目次はこちら。 目次 私の人生の本 他者の人生 サウンド・アンド・ヴ…
公共図書館 イサーク・バーベリ 足を踏みいれればすぐ、そこが書物の王国だとわかる。図書館で働く人々は本と親しみ、そこに映った人生に親しんでいるせいで、自分自身、生きた本物の人間の影と化している。 受付係の男ですら、謎めいた静けさを身に纏い、思…
共編書『世界文学アンソロジーーーいまからはじめる』(三省堂)が刊行になりました。 2016年より月一回のペースで約一年間、編者と会議を重ね、そのあと延々と編集調整作業をくりかえしてきました。その結果をリリースできるのは、またひとつ肩の荷がおりる…
7月19日、三省堂より共編著『世界文学アンソロジーーーいまからはじめる』を刊行いたします。 20世紀の「世界文学全集」ではなく、21世紀の「世界文学アンソロジー」を編もうと、 2016年より編者と会議を重ねてきました。その結果をリリースできるのはうれし…
マシュー・レイノルズ『翻訳――訳すことのストラテジー』(白水社)が、刊行になりました。 翻訳について考える上で、さまざまなヒントが詰まっている本です。 よろしくお願いいたします。 「翻訳」という事象の広がりへ最新の翻訳研究(トランスレーション・…