訳すのは「私」ブログ

書いたもの、訳したもの、いただいたものなど(ときどき記事)

2019-04-01から1ヶ月間の記事一覧

カメル・ダーウド『もうひとつの『異邦人』――ムルソー再捜査』鵜戸聡訳、水声社

また鵜戸さんからいただきました。どうもありがとうございます。 カメル・ダーウド『もうひとつの『異邦人』――ムルソー再捜査』鵜戸聡訳、水声社 カミュ『異邦人』を殺されたアラブ人の側から語りなおすという本書は、(すでに刊行以降、日本でも書評がいく…

庄司宏子編著『国民国家と文学――植民地主義からグローバリゼーションまで』

庄司宏子編著『国民国家と文学――植民地主義からグローバリゼーションまで』(作品社)を鵜戸聡さんにご恵投いただきました。どうもありがとうございます。 庄司宏子「国民国家と文学 」 鵜戸聡「「アルジェリア人」とは誰か?」 溝口昭子「国民国家を希求す…

アンソロジーのなかのナボコフ⑬ The Modern Image: Outstanding Stories from the Hudson Review, New York : Norton, 1965.

ひさしぶりになった「アンソロジーのなかのナボコフ」ですが、 今回はThe Modern Image: Outstanding Stories from the Hudson Review(1965)をご紹介します。 Frederick Morgan ed., The Modern Image: Outstanding Stories from the Hudson Review. intro…

藤野功一編著『アメリカン・モダニズムと大衆文学』金星堂

千代田夏夫先生から共著書、 藤野功一編著『アメリカン・モダニズムと大衆文学』(金星堂)をご恵投賜りました。誠にありがとうございます。 藤野功一 序――アメリカン・モダニズムと大衆文学のつながり 1−26 早瀬博範 ガートルード・スタインとセレブリテ…

2019年度 ナボコフ協会大会のおしらせ

2019年度の大会は5月11日(土)、早稲田大学文学学術院(戸山キャンパス)33号館3階第1会議室にて行われます。 今回は報告と、20周年の記念シンポジウムです。 私は残念ながら参加できませんが・・・・・・ くわしくは以下をご覧ください。 vnjapan.org

日本人はナボコフをどう読んできたか――『ロリータ』を中心に

拙論が掲載されました。 「日本人はナボコフをどう読んできたか――『ロリータ』を中心に」『言語文化』36号、2019年、3-22頁。 拙著『アメリカのナボコフ――塗りかえられた自画像』(慶應義塾大学出版会)の第五章で論じたナボコフの日本での受容を、もう一度…