訳すのは「私」ブログ

書いたもの、訳したもの、いただいたものなど(ときどき記事)

2014-07-01から1ヶ月間の記事一覧

「21世紀 世界文学カノンのゆくえ」② 「世界文学」はどれぐらい日本文学なのか?

東京大学出版会の発行する雑誌『UP』に文章を寄稿しました。「21世紀 世界文学カノンのゆくえ② 「世界文学」はどれぐらい日本文学なのか?」『UP』2014年8月号、32−40頁。隔月連載「21世紀 世界文学カノンのゆくえ」の第2回目になります。 「「世界文学…

『ナボコフ 訳すのは「私」――自己翻訳がひらくテクスト』書評まとめ

山形浩生『朝日新聞』2011年4月24日 今福龍太『読売新聞』2011年6月13日 竹内恵子『週刊読書人』2011年7月1日号 後藤篤『図書新聞』2011年7月30日号 北代美和子『翻訳研究への招待』2011年、6号 西成彦『比較文学』2012年、54号 小西昌隆『ロシア語ロシア文…

ハーヴァード大学比較文学科見聞録

日本比較文学会東京支部7月例会で報告をおこないます。 ショートノーティスですが。 7月19日(土)午後2時より 日本大学法学部10 号館1073講堂(1042より変更) 「ハーヴァード大学比較文学科見聞録」 詳細は以下にて。 http://www.nihon-hikaku.org/shib…

ストリンドベリの自己翻訳

ヨハン・アウグスト・ストリンドベリ(1849‐1912)の自己翻訳について、パスカル・カザノヴァの『世界文学空間――文学資本と文学革命』(岩切正一郎訳、藤原書店)にあったのでメモ。 初期の戯曲や小説集がいち早くフランス語に翻訳されたにもかかわらず、そ…