訳すのは「私」ブログ

書いたもの、訳したもの、いただいたものなど(ときどき記事)

書評

書評まとめ

書評を書かせていただく機会が増えてきたこともあり、 一度いままで書いたものをこのエントリにまとめておきます(随時追加します)。 「David Damrosch, What Is World Literature? Princeton, New Jersey, Princeton UP, 2003, 324pp+xiii」『Slavistika』…

「村上春樹『一人称単数』どう読む」『読売新聞』2020年8月1日夕刊

本日の『読売新聞』夕刊に「村上春樹『一人称単数』どう読む」というお題で 文章を寄稿させていただきました(800字)。 よろしければご覧ください。 村上春樹さんの新刊「一人称単数」を、プロの読み手はどう読んだのか。1日付け夕刊文化面に、翻訳家の鴻…

書評:佐藤=ロスベアグ・ナナ『学問としての翻訳』みすず書房

書評を現在刊行中の『図書新聞』に寄稿しました。 「「学問としての翻訳」を日本に探り出そうとする試み 佐藤=ロスベアグ・ナナ『学問としての翻訳』みすず書房」『図書新聞』3454号、2020年7月4日。 2000字超書いております。 『図書新聞』は全国書店だけ…

コーリー・スタンパー『ウェブスター辞書あるいは英語をめぐる冒険』鴻巣友季子・竹内要江・木下眞穂・ラッシャー貴子・手嶋由美子・井口富美子訳、左右社

『日本経済新聞』5月23日に書評を寄稿しました。 コーリー・スタンパー『ウェブスター辞書あるいは英語をめぐる冒険』鴻巣友季子・竹内要江・木下眞穂・ラッシャー貴子・手嶋由美子・井口富美子訳、左右社 www.nikkei.com

モーシン・ハミッド『西への出口』藤井光訳、新潮クレストブックス

モーシン・ハミッド『西への出口』(藤井光訳)の書評を書かせていただきました。『日経新聞』2月15日号です。以下からも会員登録で無料で読むことができます。 www.nikkei.com

書評まとめ

今年書かせてもらった書評をまとめました。 大半が『読売新聞』「[現代×文芸 名著60]」で書いたものになります。 ・宮本輝『骸骨ビルの庭 上・下』講談社文庫 『読売新聞』5月9日 ・鴻巣友希子『謎解き『風と共に去りぬ』』新潮選書 『静岡新聞』5月26日…

書いた書評まとめ(2018年後半)

時事通信社をつうじて配信した書評をまとめておきます。 ベン・ブラット『数字が明かす小説の秘密――スティーヴン・キング、J・K・ローリングからナボコフまで』坪野圭介訳、DU BOOKS、2018年。 『北日本新聞』二〇一八年八月一二日ほか (ここの版元は相当い…

マシュー・レイノルズ『翻訳――訳すことのストラテジー』書評まとめ

このエントリにマシュー・レイノルズ『翻訳――訳すことのストラテジー』の書評をまとめておきます。 書評をくださったみなさま、どうもありがとうございました。 鴻巣友季子 鴻巣友季子さん『毎日新聞』2019年3月17日 「政治力学にも切りこむ」 mainichi.jp …

[書評]Duncan White, Nabokov and His Books: Between Late Modernism and the Literary Marketplace

日本ナボコフ協会の会誌『KRUG』の11号に、書評を寄稿しました。 [書評]Duncan White, Nabokov and His Books: Between Late Modernism and the Literary Marketplace 『Krug』11号、2018年、85-88頁。 ダンカン・ホワイトの本は、拙著と扱っているテ…

ベン・ブラット『数字が明かす小説の秘密 スティーヴン・キング、J・K・ローリングからナボコフまで』坪野圭介訳、DU BOOKS

ベン・ブラット『数字が明かす小説の秘密 スティーヴン・キング、J・K・ローリングからナボコフまで』(坪野圭介訳)の書評を書かせていただきました。時事通信から今週以降配信される予定です。 数字と統計を使って小説についての素朴な疑問に答えていく・…

『アメリカのナボコフ――塗りかえられた自画像』書評まとめ

このエントリに『アメリカのナボコフ――塗りかえられた自画像』の書評をまとめておきます。 書評をくださったみなさま、どうもありがとうございました。 鴻巣友季子 長澤唯史先生『陸奥新報』2018年6月16日、『中国新聞』2018年7月22日、『静岡新聞』2018年9…

エミリー・アプター『翻訳地帯――新しい人文学の批評パラダイムにむけて』書評まとめ

このエントリにエミリー・アプター『翻訳地帯――新しい人文学の批評パラダイムにむけて』の書評をまとめておきます。 書評をくださったみなさま、どうもありがとうございました。 鴻巣友季子 鴻巣友季子さん『毎日新聞』2018年5月13日 今週の本棚 鴻巣友季子…

【書評】ジョン・ネイスン『ニッポン放浪記』前沢浩子訳、岩波書店

時事通信社を通じて書評を寄稿しました。 ジョン・ネイスン『ニッポン放浪記』前沢浩子訳、岩波書店 (『河北新報』2018年1月21日号 に掲載されたようです。) 著者は日本文学研究者・翻訳家として知られ、三島由紀夫の評伝の著者でもあります。 それだけで…

郭南燕著『志賀直哉で「世界文学」を読み解く』『比較文学』 59巻、2017年、213-215頁。

書いた書評が掲載されました。 郭南燕著『志賀直哉で「世界文学」を読み解く』『比較文学』 59巻、2017年、213-215頁。 『比較文学』に書評を書かせていただくのは二回目でしょうか。 学会誌の華は書評で、ここだけは届くとすぐ読んでしまいますね。 あまり…

フランコ・モレッティ『遠読――<世界文学システム>への挑戦』みすず書房⑧:書評まとめ

ありがたいことに、モレッティ『遠読』の書評をいくつかいただいております。 ほかにも発見次第、このエントリに随時追加していきます。 7月10日 円城塔さん書評(『朝日新聞』) モレッティは本書を、文学の変化とは隣の地域へと新たな形式が広がっていく「…

『週刊読書人』書評(『出身国』)

7月24日発売の『週刊読書人』にドミトリイ・バーキン『出身国』の書評が掲載されました。 中村唯史先生による書評です。どうもありがとうございました。 「バーキンが特に影響を受けていると感じられるのはロベルト・ムージルだ。……特に『三人の女』を想起さ…

書評「河野至恩『世界の読者に伝えるということ』(講談社現代新書、二〇一四年)」

書評を書かせていただきました。 河野至恩『世界の読者に伝えるということ』(講談社現代新書、二〇一四年)『比較文学』第57巻、2015年、172-173頁。 世界の読者に伝えるということ (講談社現代新書)作者: 河野至恩出版社/メーカー: 講談社発売日: 2014/04/…

『ナボコフ 訳すのは「私」――自己翻訳がひらくテクスト』書評まとめ

山形浩生『朝日新聞』2011年4月24日 今福龍太『読売新聞』2011年6月13日 竹内恵子『週刊読書人』2011年7月1日号 後藤篤『図書新聞』2011年7月30日号 北代美和子『翻訳研究への招待』2011年、6号 西成彦『比較文学』2012年、54号 小西昌隆『ロシア語ロシア文…

ヨコタ村上書評

ヨコタ村上先生に書評を書いていただきました。 Shunichiro Akikusa, Nabokov Yakusunowa "Watashi": Jiko honyaku ga hiraku tekusuto (Nabokov, Translation Is Mine; How Self-translation Creates the Text), Tokyo: U of Tokyo P, 2011『比較文学』56号…

加藤書評

『ブルーノ・シュルツ 目から手へ』の著者、『ブルーノ・シュルツの世界』の編著者である加藤有子さんに拙著を評していただきました。加藤さん、ありがとうございます。 加藤有子「『ナボコフ 訳すのは「私《―自己翻訳がひらくテクスト』 」、『Krug』(New S…

井上書評

やや旧聞に属してしまうのですが、井上健先生に書評を書いていただきました。 [ http://www.als-j.org/maga.html:title=井上健「秋草俊一郎『ナボコフ 訳すのは「私」―自己翻訳がひらくテクスト』」『アメリカ文学研究』第49号、40−45ページ。] 〔前略〕翻訳…

小西書評

ナボコフ研究者の小西昌隆氏に拙著『ナボコフ 訳すのは「私」――自己翻訳がひらくテクスト』の書評を書いていただきました(『ロシア語ロシア文学研究』44号)。ありがとうございます。 今現在、もっとも専門的(ナボコフ批評)な観点から書かれた書評だと思…

西書評

拙著『ナボコフ 訳すのは「私」−−自己翻訳がひらくテクスト』を、『比較文学』54号で西成彦氏に書評していただきました。拙著の三章を頂点とみる批評で、実際この三章にかんしてはいままで最良の批評ではないかと思います。著作を世に問う(というと非常にオ…

2011年回顧など

だいたい各媒体「2011年の収穫」のような特集がでそろったようですので私が目にした範囲でまとめておきます。紹介者・書評者の方々に深くお礼を申しあげます(見落としなどご容赦ください)。 毎年恒例の月刊『みずず』の読書アンケート特集で、ダムロッシュ…

井波書評

井波律子氏による『ナボコフ全短篇』の書評が10月2日の毎日新聞に掲載されていました。「夢と断絶の迷路にいざなう万華鏡」というタイトルで、いくつかの短篇については、かなりたちいって筋を紹介されています。ありがとうございます。しかし、一節の「…

武田書評

『図書新聞』の9月24日号に、イギリス文学者の武田将明氏によるダムロッシュ『世界文学とは何か?』の書評が掲載されていました。手際よく内容を紹介しながら、かなり専門的にも踏みこんだものなっています。ありがとうございました。個人的にはこの書評を読…

風巻書評

だいぶ間が開いてしまいました。 風巻毅氏による『書きなおすナボコフ、読みなおすナボコフ』の書評が、三省堂書店公式ブログ『神保町の匠』にアップされていました。本の紹介だけでなく、拙論にも触れていただき、ありがとうございました。本の売り手側の意…

北代書評

日本通訳翻訳学会の電子ジャーナル『翻訳研究への招待』6号に『ナボコフ 訳すのは「私」』の書評が掲載されていました。評者は翻訳家として長いキャリアのある北代美和子氏。拙著に対する学術系の書評は初めてですね。しかも文学系ではなく翻訳研究系の方か…

後藤書評+『図書新聞』

7月30日号の『図書新聞』に、後藤篤氏による『ナボコフ 訳すのは「私」』の書評が掲載されています。評者の後藤氏は若手ナボコフ研究者ですが、それらしい、内容に踏み込んだ、学術的な観点からの批判も組み入れた評をいただいたことをお礼申し上げます。限…

円城書評+「道化師の蝶」

作家の円城塔氏による『書きなおすナボコフ、読みなおすナボコフ』の書評が、7月8日の『週刊 読書人』に掲載されていました。『書きなおす〜』に対するもの、というよりは昨今の日本におけるナボコフ関連書籍ラッシュについてのもの、という感じですね。あ…