訳すのは「私」ブログ

書いたもの、訳したもの、いただいたものなど(ときどき記事)

2023-11-01から1ヶ月間の記事一覧

ホイト・ロング「物語の科学――過去・現在・未来」『日本近代文学』第109集、2023年、182-188頁。

日本近代文学会の学会誌『日本近代文学』にホイト・ロング先生の文章を訳しました。 ホイト・ロング「物語の科学――過去・現在・未来」『日本近代文学』第109集、2023年、182-188頁。 「展望」のコーナーで、ご自身の研究について、 単著『数の値打ち』以降の…

佐峰存『雲の名前』思潮社

詩人の佐峰存さんから詩集『雲の名前』(思潮社)をいただきました。どうもありがとうございます。 佐峰さんのお名前は『て、わたし』という雑誌に掲載されていたイリヤ・カミンスキーの詩の翻訳で知りました(その後、『現代詩手帖』のアメリカ詩特集も読み…

川本直・樫原辰郎・武田将明編『吉田健一に就て』国書刊行会

編者の武田将明先生からご編書をご恵投賜りました。どうもありがとうございます。 川本直・樫原辰郎・武田将明編『吉田健一に就て』国書刊行会 www.kokusho.co.jp 作家の吉田健一についての、(執筆陣ふくめ)豪華な本です。 武田先生は「〈芸術家としての批…

ホイト・ロング『数の値打ち―グローバル情報化時代に日本文学を読む』の序章が公開されました

ホイト・ロング『数の値打ち―グローバル情報化時代に日本文学を読む』の序章が公開されました。 19世紀医学界に巻き起こった統計的思考の導入をめぐる議論から 文学における「数の値打ち」が歴史的に再発見されていきます。 www.kaminotane.com www.kaminota…

アレクサンダル・ヘモン『ブルーノの問題』柴田元幸・秋草俊一郎訳、書肆侃侃房

共訳書が刊行になりました。 アレクサンダル・ヘモン『ブルーノの問題』柴田元幸・秋草俊一郎訳、書肆侃侃房 ボスニア出身のアメリカ作家のアレクサンダル・ヘモンの初期短編集です。 社会主義ユーゴスラヴィアの不条理な日常と、ゾルゲ事件がパラレルに語ら…