訳すのは「私」ブログ

書いたもの、訳したもの、いただいたものなど(ときどき記事)

2017-11-01から1ヶ月間の記事一覧

文学とコンピュータが出会うとき――遠読、量的分析、デジタルヒューマニティーズ

1月13日に「文学とコンピュータが出会うとき――遠読、量的分析、デジタルヒューマニティーズ」という題の講演がおこなわれます(詳細ポスター)。ふるってご参加ください。 コンピュータによる創作が注目される昨今ですが、小説を読む道具としてもコンピュー…

ナボコフのアーカイヴを訪ねて⑨ テキサス大学オースティン校ハリーランサムセンター

アーカイヴ紀行の9回目です。 今回は東海岸から大きく飛びまして、テキサス大学オースティンのハリーランサムセンターをご紹介します。 オースティンはテキサスの州都、テキサス大学オースティン校は名門として知られます。 おなじみの州議事堂。 広いキャン…

ナボコフのアーカイヴを訪ねて⑧ アメリカ自然史博物館

ナボコフ関連の資料が所蔵されているのは、図書館ばかりとは限りません。 ひとつが、博物館です。 ニューヨークのアメリカ自然史博物館は、ナボコフが調査研究をおこなっていたこともあり、研究員とナボコフとの書簡がのこされています。 yakusunohawatashi.…

ナボコフのアーカイヴを訪ねて⑦ アマースト大学アマースト・ロシア文化センター

アーカイヴ紀行の七回目はアマースト大学のロシア文化センターです。 新島襄も留学したアマースト大学(アーマストとかいろいろ表記ありますが、どうでもいい…)は、ボストンと同じマサチューセッツ州にあります。ボストンから西に100キロほど内陸にいった場…

ウラジーミル・ナボコフ「ヴェラへの手紙」『すばる』2017年12月号

本日発売の『すばる』12月号に、ナボコフ「ヴェラへの手紙」を訳出しております。 ウラジーミル・ナボコフ「ヴェラへの手紙」『すばる』2017年12月号、224―244頁。 『ヴェラへの手紙』は2014年に刊行されたナボコフが妻ヴェラにあてた書簡集です。 原書は800…

ノーベル文学賞「候補」の実情

11月4日の『読売新聞』夕刊9面に、「ノーベル文学賞「候補」の実情」という記事を寄稿しました。 10月1日の講演をもとに、日本人最多8度(2017年現在判明しているかぎり)候補になった西脇順三郎について書いたものになっています。 yakusunohawatashi.haten…