訳すのは「私」ブログ

書いたもの、訳したもの、いただいたものなど(ときどき記事)

2018-05-01から1ヶ月間の記事一覧

『海洋国家アメリカの文学的想像力―海軍言説とアンテベラムの作家たち』

貞廣真紀先生から共著書をご恵投いただきました。 中西佳世子、林以知郎編『海洋国家アメリカの文学的想像力――海軍言説とアンテベラムの作家たち』開文社出版、2018年。 貞廣先生は「島嶼国家アメリカへの道── 再建期、大西洋横断通信ケーブル、ホイットマン…

『アメリカのナボコフ――塗りかえられた自画像』(慶應義塾大学出版会)

拙著『アメリカのナボコフ――塗りかえられた自画像』が刊行されました。 前著『訳すのは「私」』が出てから7年以上もかかってしまいました。 しかし、その分そのあいだの研究の変化を可能なかぎりおさめることができました。 yakusunohawatashi.hatenablog.com…

『翻訳地帯――新しい人文学の批評パラダイムにむけて』「イントロダクション」公開

エミリー・アプター『翻訳地帯――新しい人文学の批評パラダイムにむけて』の「イントロダクション」を特設サイト内で公開しました。 9.11の悲劇の余波をうけて、政治的な観点からも、腕利きの訳者がすぐにでも要ることがだれの目にも明らかになり、国家の安全…

『翻訳地帯――新しい人文学の批評パラダイムにむけて』ブックフェア開催のおしらせ

先月刊行した『翻訳地帯――新しい人文学の批評パラダイムにむけて』ですが、 現在『翻訳地帯――新しい人文学の批評パラダイムにむけて』刊行記念フェア 「世界はどこまで「翻訳」できるのか?」が、 三省堂書店神保町本店2階 文芸書フロアで開催中です。 yakus…

Nabokov' Hidden Connection with Japanese Literature: Or, What is Literary "Butterfly Effect"?

2013年3月3-4日に開催された国際研究集会「グローバル化時代の世界文学と日本文学——新たなカノンを求めて」の プロシーディングスが刊行されました。 Shun'ichiro AKIKUSA, "Nabokov' Hidden Connection with Japanese Literature: Or, What is Literary "B…

『アメリカのナボコフ――塗りかえられた自画像』正誤表

※この日の日記に『アメリカのナボコフ――塗りかえられた自画像』に誤字・誤植など見つかり次第アップしていく予定です。 13頁―14頁 すてきな助手が魔法のランタンのところにおります。 スライドを差しこんで、 …… ……映写してください。 15頁、左から5行目 日…

「作家の写真を読む― 『ロリータ』の著者ナボコフは、いかに世界的作家になったか」

お招きいただきまして、東京外国語大学でお話しさせていただくことになりました(ありがとうございます)。 東京外国語大学 研究講義棟104教室 2018年5月15日(火)16:00-17:30 1958年、中年男がローティーンの少女に惹かれるというセンセーショナルな内容の…