2011-07-01から1ヶ月間の記事一覧
7月30日号の『図書新聞』に、後藤篤氏による『ナボコフ 訳すのは「私」』の書評が掲載されています。評者の後藤氏は若手ナボコフ研究者ですが、それらしい、内容に踏み込んだ、学術的な観点からの批判も組み入れた評をいただいたことをお礼申し上げます。限…
作家の円城塔氏による『書きなおすナボコフ、読みなおすナボコフ』の書評が、7月8日の『週刊 読書人』に掲載されていました。『書きなおす〜』に対するもの、というよりは昨今の日本におけるナボコフ関連書籍ラッシュについてのもの、という感じですね。あ…
ナボコフ以外にもロシア革命直後の亡命者たち、いわゆる「第一の波」の世代の中には外国語での創作や、自己翻訳を試みた作家が何人かいました。マンデリシュターム、パステルナーク、アフマートワと並んで、二〇世紀ロシア語詩の到達点とされるマリーナ・ツ…
前々回紹介した松本氏や柳原氏以外に、ブログで『世界文学とは何か?』をとりあげてくださった方を以下にあげておきます(基本的に実名で書いてくださっている方のみ)。伊藤聡氏の「空中キャンプ」石堂藍氏の「荻の塵拾い」白石知雄氏のエントリ「世界文学…
竹内恵子氏による『ナボコフ 訳すのは「私」』への書評が『週刊読書人』7月1日号に掲載されていました。分量に見合った内容の濃い紹介で、多方面から本について触れてくださっていますが、ナボコフの研究におけるいくつかの<ギャップ>というか落差(「モダ…
松永美穂氏が6月26日の朝日新聞に『世界文学とは何か?』の書評を書いてくださいました。これも大きなスペースをとっての紹介ですね。ありがとうございます。ドイツ文学者の評者らしく、カフカやゲーテなど、『世界文学とは何か?』のドイツ文学方面について…