訳すのは「私」ブログ

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松永書評

松永美穂氏が6月26日の朝日新聞に『世界文学とは何か?』の書評を書いてくださいました。

これも大きなスペースをとっての紹介ですね。ありがとうございます。

ドイツ文学者の評者らしく、カフカゲーテなど、『世界文学とは何か?』のドイツ文学方面について比較的くわしく言及されていますね。

これはブログですが、ほかにもラテンアメリカ文学方面では松本賢一氏柳原孝敦氏がそれぞれエントリを書いてくださっています。お礼申し上げます。

このように各国文学の専門家にシリアスに読んでいただけると、訳者としてはうれしいですね(もちろん、一般読者の方に読んでいただけるもうれしいですが)。専門が細分化しがちな昨今、異なるジャンルの専門家が、ディシプリンの垣根を超えて一冊の本について語り合うことができるという「場」としてこの本が役立てられれば、一訳者冥利に尽きるというものです。