エミリー・アプター『翻訳地帯――新しい人文学の批評パラダイムにむけて』(慶應義塾大学出版会,2018)の合評会を開催していただけることになりました。
津田塾大学言語文化研究所「世界文学の可能性」プロジェクト主催
エミリー・アプター『翻訳地帯』合評会
Emily Apter のTranslation Zone: A New Comparative Literature (2005)は9.11 同時多発テロを背景に、スピヴァクが「死」を宣言した人文学の新たなあり方を「翻訳(不)可能性」に見出した論考で、翻訳の行為を思想化した大変興味深い作品です。昨年4月、およそ13 年を経て日本語版『翻訳地帯』が慶應義塾大学出版会から出版されました。日本語版出版に至るまでの間に翻訳研究はさらなる展開を見せ、最近では「クリエイティブ・(リ)ライティングとしての翻訳」やアダプテーション研究との接近など様々な議論が巻き起こりつつあります。
このような変化の中で『翻訳地帯』をどのように評価できるか講評と応答をおこない、翻訳研究と人文学研究のさらなる可能性について議論を深めたいと思います。どうぞ、ふるってご参加ください。
4 月13 日(土)14〜17 時
津田塾大学千駄ヶ谷キャンパス1F会議室(SA120)
― 評者 ―
早川敦子(津田塾大学)
本橋哲也(東京経済大学)
洪貴義(法政大学・非常勤講師)― 応答 ―
エミリー・アプター『翻訳地帯―新しい人文学の批評のパラダイムに向けて』共訳者
山辺弦(東京経済大学)
秋草俊一郎(日本大学)
坪野圭介(和洋女子大学・非常勤講師)
今井亮一(東京大学・博士課程院生)
問い合わせ、参加申し込みなど、詳細は以下のウェブサイトまで。