特別お題「わたしの2022年・2023年にやりたいこと」
の枠で2022年の回顧をします。
今年刊行した出版物は
1
ローレンス・ヴェヌティ『翻訳のスキャンダルーー差異の倫理にむけて』柳田麻里共訳、フィルムアート社
翻訳研究の古典を翻訳刊行しました。
翻訳研究がらみの翻訳書もエミリー・アプター『翻訳地帯――新しい人文学の批評パラダイムにむけて』(今井亮一・坪野圭介・山辺弦共訳、慶應義塾大学出版会)、マシュー・レイノルズ『翻訳――訳すことのストラテジー』(白水社)につづき三冊目になりました。議論の蓄積が少しでも伝わればと思います。
2
「「世界文学全集」消滅の訳――「3000万読者」は誰だったのか」『中央公論』2022年8月号
『中央公論』誌に「世界文学全集」の興隆と凋落について書かせていただきました。
この記事については前半部分が『中央公論』のサイトで公開されています。
ほかの仕事としては
・共著書二点
・書評二点
・インタヴュー一点
といったところでしょうか。
あとは研究会やイベント(とらきつね)に呼んでいただいたりといったところが記憶に残っております。
仕事をくださったみなさん、仕事を一緒にしてくれたみなさん、ありがとうございました。お世話になりました。
2022年の展望は元日に公開したいと思います。
それではみなさん、よいお年をお迎えください。