訳すのは「私」ブログ

書いたもの、訳したもの、いただいたものなど(ときどき記事)

2011-02-01から1ヶ月間の記事一覧

オリジナルとはなにか――カフカの場合

まだはてなの書法になれていません(あとで見やすく直します、できれば)。さて、「自己翻訳」は作品の<オリジナル>とはなにか、という問題にかかわりますが、 これは伝統的に草稿研究がかかわってきた問題でもあります。たとえば、カフカの作品の多くは生…

レヴィンの翻訳論

The Subversive Scribe: Translating Latin American Fiction (Dalkey Archive Scholarly)作者: Suzanne Jill Levine出版社/メーカー: Dalkey Archive Pr発売日: 2009/10/06メディア: ペーパーバック クリック: 2回この商品を含むブログ (1件) を見る「作者…

サミュエル・ベケットの自己翻訳研究

日本語で読める自己翻訳研究を(『訳すのは「私」』でとりあげたもの以外で)いくつか紹介しておきます(自分のメモ替わりもかねて)。 英語・フランス語というメジャー言語ふたつで執筆したこともあり、やはりベケット関連の論文・文章が多いです。 たとえ…

『訳すのは「私」』ブログ

このブログでは『ナボコフ 訳すのは「私」――自己翻訳がひらくテクスト』について、出版情報の紹介や正誤表の公開などをおこないたいと思っています。ナボコフや自己翻訳について考えたり、『訳すのは「私」』に入れられなかった情報や、反応への応答(万が一…