訳書、アレクサンダル・ヘモン『私の人生の本』(松籟社)が刊行されました。
よろしくお願いいたします。
日本語版は、傷跡の残るサラエヴォの壁を装丁に用いています。
原書とならべるとこんな感じです。英語版のこの青いエイリアンの正体は?
以下に「アクアリウム」と「訳者あとがき」が公開されています。
戦争、故郷喪失、愛する人との別れ……
「それ」以前と以後で決定的に分かたれた《人生 lives》の、そのどちらをも受けとめながら、作家は言葉をつむぐ。
ユーゴ内戦で故国を失い、英語で書くことを選んだ作家が「私の人生 My Lives」をつづったエッセイ集。
私の人生の本 目次
他者の人生
サウンド・アンド・ヴィジョン
家族の食卓
カウダース事件
戦時の生活
魔の山
あり得ざることあるならばあれ
犬の人生
私の人生の本
フラヌールの生活
私がなぜシカゴから出ていこうとしないのか、その理由─網羅的ではない、ランダムなリスト
神が存在するのなら、堅忍不抜のミッドフィールダーにちがいない
グランドマスターの人生
犬小屋生活
アクアリウム訳者あとがき
日本では、ヘモンには以下の二冊の邦訳が刊行されています。
以下の本にも作品が収録されています。