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デイヴィッド・ダムロッシュ『世界文学とは何か?』目次

ちなみに表紙は『ドリトル先生』にでてくる「オシツオサレツ」をモチーフに作ってもらったもので、日本語版オリジナルです。

世界文学とは何か?

世界文学とは何か?

肝心の目次はこんな感じです。

序章▼ゲーテ、新語を造る


第一部 流通


第一章▼ギルガメシュの探求
第二章▼法王の吹き矢
第三章▼旧世界から全世界へ


第二部 翻訳


第四章▼死者の都で恋して
第五章▼マクデブルクのメヒティルト、その死後の生
第六章▼カフカ、故郷へ帰る


第三部 生産


第七章▼世界のなかの英語 
第八章▼活字になったリゴベルタ・メンチュウ
第九章▼毒の書物 


終章▼ありあまるほどの世界と時間

価格など、あまり気軽に手に取るような本じゃないかもしれないですが(それでもちょっとでも見てほしいですが)、その分内容は(日本語で出ている類書に比べても)充実していると思います。

無難な紹介でなんとなく世界文学をわかった気にさせるガイドにはもう飽きた、そんな方に。