読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

訳すのは「私」ブログ

書いたもの、訳したもの、いただいたものなど(ときどき記事)

Revisiting Nabokov's The Defense as a Moral Game: What Made Luzhin Commit Suicide?

論文が掲載されました。


"Revisiting Nabokov's The Defense as a Moral Game: What Made Luzhin Commit Suicide?" Nabokov Online Journal, Vol.8 2015


注1から抜粋。

This paper has been translated and thoroughly revised by the author; an earlier Japanese version was published in Eibungaku kenkyū [Studies in English Literature] 85 (2008): 73–88. It is a pleasure to acknowledge my debt to my great friend, Benjamin Rosenberg, who very kindly and patiently read and improved my English. I would humbly like to dedicate this paper to the memory of our
session of joint translation in Madison, 2009-10. But, needless to say, any inadequacies are my own.
この論文は著者によって訳され、全面的に改稿された。最初の日本語版は『英文學研究』(85号、2008年)に掲載された。私の英語を丹念に読み、手を入れてくれた畏友ベンジャミン・ローゼンバーグに感謝する。この論文を、2009年から2010年にかけてマディソンでおこなわれた私たちの共訳作業の思い出に捧げたいと思う。だが、言うまでもなく、論文のいたらぬ点はすべて私のせいである。


海外の雑誌に投稿すると、編者のコメントが載ることがあって、それがおもしろいです。
ゲスト・エディターのMarijeta Bozovicのコメント(Thank you for your editing and comment, Marijeta!)。

In his “Revisiting Nabokov’s The Defense as a Moral Game: What Made Luzhin Commit Suicide?,” Shun’ichiro Akikusa (Japan) turns to ethics and the forbidden theme of fathers and sons. The chess theme in The Defense lures and distracts most readers, but does it obscure the importance of Luzhin Sr.? Is not the real chess game between reader and writer ― with grave moral consequence?



Nabokov Online Journalはダルハウジー大学のユーリー・レヴィングが主催するナボコフ研究のオンライン・ジャーナルです。


http://www.nabokovonline.com/


個人は登録すると、バックナンバーも含めてすべて無料でダウンロード、閲覧することができます。


今号は"INTERNATIONAL NABOKOV STUDIES IN TRANSLATION"とのことで、
ポーランドイスラエルセルビアなどなどのナボコフ論を読むことができます。


とりあえず、ドリーニン、マリコヴァの論考や、ナボコフのマイナーなインタヴューをダウンロードしておきました。


最初の出版が8年前、改稿して訳したのが5年前、レヴィングにだしたのが3年前で、ちょっと時間がかかっちゃいましたね。しかし、文学関係の論文は海外に出してしまうと動くのが遅いです。


論文リストの(forthcoming)がひとつとれてほっとしています。