『群像』2021年2月号に「拡張される自意識のための「世界」――「世界文学」とアメリカ」を寄稿しました。
「拡張される自意識のための「世界」――「世界文学」とアメリカ」『群像』2021年2月号、282-290頁。
機会があればお読みください。
2020年も終わりです。今年も自分の仕事で印象深かったものをあげておきます。
1 (単著)『「世界文学」はつくられる――1827-2020』(東京大学出版会)
三冊目の単著を刊行できました。
2 (論文)「ソ連より愛をこめて――冷戦期日本における文化交流とソフトパワー」『れにくさ』10巻1号、28 - 41頁、2020年4月
新しいテーマの論文を発表できました。
今年は点数は少ないですが、単著が刊行できたのでよしとしなくてはなりません。
ほかにはノーベル文学賞発表当日に対談をしたり(『朝日新聞』)、
世界文学についての座談会に加えてもらったりが記憶に残っています(『三田文学』)。
2021年の展望は元日に公開したいと思います。
それではみなさん、よいお年をお迎えください。
宮本文・桐山大介・小島尚人・千代田夏夫・ハーン小路恭子編著 『Literature Ideas You Really Need to Know: From “Mimesis” to “Sexual Politics”/文学概念入門:〈ミメーシス〉から〈セクシュアル・ポリティクス〉まで』松柏社
宮本文先生・ハーン小路恭子先生よりご恵投賜りました。どうもありがとうございます。
本書は教材で基本的に一般販売していないそうです。
だから貴重なのですが、内容は非常に充実していますね。
これを使えば、英語を教えながら文学理論の授業ができるので一石二鳥です。
Sexual Politics Base / Superstructure The Canon などトピックも興味深いものが多いですし、実際かなり勉強になります。
(出版社の頁でも内容を紹介しています。)