2014-01-01から1年間の記事一覧
1940年春、ナボコフ一家は戦火につつまれたヨーロッパを去り、サン=ナゼールから客船「シャンプラン」号に乗ってニューヨーク入りしました。 ナボコフがアメリカについたのは長らく1940年5月28日とされていました。 これはナボコフの伝記の定番とされている…
以前書いた記事で紹介し忘れていたところが一点。ナボコフが教職を得る前、Wellesley Collegeに初めて招かれた際に泊まったのがキャンパス内の建物、Claflin Hallでした。 2月のウェルズリーは雪がひどい。 ここに1941年3月15日から二週間ほど滞在して、ロシ…
『ブルーノ・シュルツ 目から手へ』の著者、『ブルーノ・シュルツの世界』の編著者である加藤有子さんに拙著を評していただきました。加藤さん、ありがとうございます。 加藤有子「『ナボコフ 訳すのは「私《―自己翻訳がひらくテクスト』 」、『Krug』(New S…