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訳すのは「私」ブログ

書いたもの、訳したもの、いただいたものなど(ときどき記事)

フランコ・モレッティ『遠読――<世界文学システム>への挑戦』みすず書房⑧:書評まとめ

遠読 訳した本 書評

ありがたいことに、モレッティ『遠読』の書評をいくつかいただいております。

 

このエントリに随時追加していきます。

 

比較して読んでみるのも一興かと思います。

 

円城塔さん書評

www.asahi.com

鴻巣友季子さん書評

 

http://mainichi.jp/articles/20160717/ddm/015/070/004000c

 

 

 

 

 

『ナボコフの塊ーーエッセイ集1921-1975』作品社⑧:正誤表

ナボコフ 訂正
ナボコフの塊――エッセイ集1921―1975』のほうも、正誤表をあげておきます。
 
(まちがいが見つかり次第、順次更新します。)
 
 
 
401頁 誤「自らが新種を認定した蝶」→正「自らが新亜種として認定した蝶」
 
401頁 誤「なお、この蝶は、現在はNab(ナボコフ)ではなく、〔中略〕と呼ばれている。」→正「現在は、ナボコフがはじめ命名した Lycaeides argyrognomon sublivens ではなく、〔中略〕と呼ばれている。独立種として、Plebejus (Lycaeides) sublivens とされることもある。」
 
402頁 誤 "The Female of Lycaeides Argyrognomon Sublivens"→正 "The Female of Lycaeides argyrognomon sublivens"
 
416頁 誤 『ヴェラとの書簡集』(妻との往復書簡集)→正『ヴェラへの手紙』(妻あての書簡集)
 

 

 

野中進・籾内裕子・沼野恭子編『世界のなかの日本文学―ー旧ソ連諸国の文学教育から』

いただきもの

野中進先生より、編著をご恵贈いただきました。どうもありがとうございました。

 

野中進・籾内裕子・沼野恭子編『世界のなかの日本文学――旧ソ連諸国の文学教育から』(埼玉大学教養学部 リベラルアーツ叢書8)埼玉大学教養学部・人文社会科学研究科、2016年

 

旧ソ連の諸国出身の研究者と日本人研究の共同研究で、非常に貴重な資料ですね。少なくとも日本語でまとまったものはでていないので、今後、同テーマについては、この本から研究をはじめることになるのではないかと思います。

 

(エッセイ)「どっちが勝つ?」

書いたもの

エッセイを寄稿しました。

 

「どっちが勝つ?」『文學界』2016年8月号、268-269頁。

 

 

とくにナボコフも世界文学も関係ない、普通のエッセイです。

「エセー(随想録)」のコーナーですが、とくに高尚な思想はなく、字義通りのエッセイですね……。

 

訳書二冊刊行のあいだにいただいた依頼ですが、逆に気分転換になり、かえってよかったかと思います。最近は文芸誌にお呼びがかかることもめったになかったので、うれしかったですね。

 

www.bunshun.co.jp

文學界』2016年8月号は本日(7月7日)発売です。特集は夏らしく異色短篇特集「怪」になっております。関心のある方はお手にとってお読みください。

 

 

『ナボコフの塊ーーエッセイ集1921-1975』作品社⑦:刊行になりました。

ナボコフ 告知 訳した本

編訳した『ナボコフの塊――エッセイ集1921―1975』が本日刊行になりました。

よろしくお願いいたします。

 

 

<本商品の特徴>

・日本語完全オリジナル編集

・ロシア語・英語・フランス語のエッセイをすべて原語より翻訳

・全39編(ロシア語19編、英語19編、仏語1編)、448頁のうち、一編をのぞきすべて本邦初訳、初紹介

・「定番」だけでなく、21世紀になってアーカイヴから発見されたものまで、ナボコフの知られざる面を紹介

・ロシア語版『ロリータ』のあとがき、翻訳論、創作論、文学講義補講、言語学習のコツ、蝶の採集記、書評、追悼文、ボクシングのレポート、朗読会メモ、没原稿、レシピまで、多岐にわたる内容を収録

・1921年から1975年まで、半世紀以上にわたる作家人生のすべての時期の散文を採録ナボコフのもうひとつの「自伝」として

・充実した注・解題・訳者あとがき・索引・蝶蛾リスト(!)をふくむ

・折りこみの「ナボコフの招待」は、荒木崇先生の「パグからブルーへ――鱗翅類学者としてのナボコフ

 

 

凡例

 

Ⅰ 錫でできた星――ロシアへの郷愁
・「ロシアの川」

・「ケンブリッジ

・「笑いと夢」

 

Ⅱ 森羅万象は戯れている――遊ぶナボコフ
・「塗られた木」

・「ブライテンシュトレーターVSパオリーノ」

・「E・A・ズノスコ=ブロフスキー『カパブランカとアリョーヒン』、パリ」
・「オペラについて」

 

Ⅲ 流謫の奇跡と帰還の奇跡を信じて――亡命ロシア文壇の寵児、V・シーリン
・「一般化について」

・「ソヴィエト作家たちの貧困について少々、およびその原因を特定する試み」

・「美徳の栄え」

・「万人が知るべきものとは」

 

 ロシア文学のヨーロッパ時代の終わり――亡命文学の送り人
・「Ju・I・アイヘンヴァリドを追悼して」

・「A・O・フォンダミンスキー夫人を追悼して」

・「ホダセーヴィチについて」

・「定義」

・「I・V・ゲッセンを追悼して」

・「『向こう岸』へのまえがき」

 

Ⅴ 英語の母音はレモン、ロシア語の母音はオレンジ――駆け出し教師時代
・「ロシア語学習について」

・「ロシア学のカリキュラムにおける位置」

 

Ⅵ 張りつめているように見えて、だるだるに弛みきっている――口うるさい書評家
・「イヴァン・ブーニン『選詩集』現代雑記社、パリ」

・「『現代雑記』三七号、一九二九年」

・「ディアギレフと弟子」

・「サルトルの初挑戦」

 

Ⅶ 文学講義補講 第一部 ロシア文学
・「プーシキン、あるいは真実ともっともらしいもの」

・「決闘の技法」

・「レールモントフ『現代の英雄』訳者まえがき」

 

Ⅷ 文学講義補講 第二部 劇作・創作講座編
・「劇作」

・「悲劇の悲劇」

・「霊感」

 

Ⅸ 家族の休暇をふいにして――蝶を追う人【バタフライハンター】
・「ピレネー東部とアリエージュ県の鱗翅目についての覚え書き」

・「Lycaeides Sublivens Nab. のメス」

 

Ⅹ 私のもっともすぐれた英語の本――『ロリータ』騒動
・「ロシア語版『ロリータ』へのあとがき」

・「『ロリータ』とジロディアス氏」

 

Ⅺ 摩天楼のように伸びた脚注を――翻訳という闘い
・「翻訳の問題――『オネーギン』を英語に」

・「奴隷の道」

・「翻案について」

 

Ⅻ 私が芸術に完全降伏の念を覚えたのは――ナボコフとの夕べ
・「一九四九年五月七日「著者による『詩と解説』の夕べ」のための覚え書き」

・「ナボコフ氏受賞スピーチ」

 

おまけ
・「ナボコフ風たまご料理」

 

解題

 

編訳者あとがき

 

人名・作品名索引

 

 

「塊」カテゴリーも用意しました。過去記事が見れますので、ご利用ください。

 

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『ナボコフの塊ーーエッセイ集1921-1975』作品社⑥:見本できました。

ナボコフ 訳した本

ウラジーミル・ナボコフナボコフの塊――エッセイ集1921―1975』(作品社)も見本できました。

 

7月4日取次搬入、7月6日ごろから書店にならぶ予定です。

 

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クリーム色の表紙に、タイトル部分黒、英題が銀色の箔押しになっております。

 

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恒例差し込み付録「ナボコフへの招待③」は、本文中もいろいろご協力いただいた荒木崇先生の「パグからブルーへ――鱗翅類学者としてのナボコフ」が入っております。

ナボコフとチョウ」ということに関しては世界的に見ても、ここでしか読めない水準のものだと思います。

Brian Boyd, Marijeta Bozovic ed., Nabokov Upside Down. Evanston: Northwestern Univ Press. 2017

書いたもの ナボコフ 告知

寄稿した、来年刊行予定の本の書影がamazonに出ていました。

 

こちらはオークランド大学でおこなわれた国際学会をもとにした論集で、ジェネラル・エディターはブライアン・ボイドです。

 

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オークランドの街はよくもわるくも文化的猥雑さがない感じでしたね……

 

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オークランド大学にて。鳥が人をこわがらなかった印象がありますねえ……

 

Northwestern Univ Pressより2017年2月に刊行されます。

 

 

内容紹介

 

"Nabokov Upside Down" brings together essays that explicitly diverge from conventional topics and points of reference when interpreting a writer whose influence on contemporary literature is unrivaled. Scholars from around the world here read Nabokov in terms of bodies rather than minds, belly-laughs rather than erudite wit, servants rather than master-artists, or Asian rather than Western perspectives. The first part of the volume is dedicated to surveys of Nabokov s oeuvre that transform some long-held assumptions concerning the nature of and significance of his work. Often thought of as among the most cerebral of artists, Nabokov comes across in these essays as profoundly aware of the physical world, as evidenced by his masterly representation of physical movement, his bawdy humor, and his attention to gustatory pleasure, among other aspects of his writing. The volume s second half focuses on individual works or phases in Nabokov s career, noting connections among them as well as to other fields of inquiry beyond literature. Engaged in conversation with each other and, in his editorial comments, with Brian Boyd, the essays in this volume show Nabokov scholarship continuing to renew itself."

レビュー

"These essays carry on a highly engaging conversation with one another over the course of the volume . . . polished and clearly reasoned." Leland de la Durantaye, author of "Beckett s Art of Mismaking ""

"Amid the welter of Nabokov publications, there is nothing quite like this volume." Dale E. Peterson, author of "Up From Bondage: The Literatures of Russian and African American Soul "