訳すのは「私」ブログ

書いたもの、訳したもの、いただいたものなど(ときどき記事)

2020-01-01から1年間の記事一覧

中丸禎子・加藤敦子・田中琢三・兼岡理恵『高畑勲をよむ 文学とアニメーションの過去・現在・未来』三弥井書店

中丸禎子さんからご共著書を恵投賜りました。 中丸禎子・加藤敦子・田中琢三・兼岡理恵『高畑勲をよむ 文学とアニメーションの過去・現在・未来』三弥井書店 目次は次のようになっています。 まえがき(中丸禎子)◇シンポジウム◇「高畑勲の《世界》と《日本…

イサーク・バーベリ「公共図書館」(1916年) [※自粛翻訳]

公共図書館 イサーク・バーベリ 足を踏みいれればすぐ、そこが書物の王国だとわかる。図書館で働く人々は本と親しみ、そこに映った人生に親しんでいるせいで、自分自身、生きた本物の人間の影と化している。 受付係の男ですら、謎めいた静けさを身に纏い、思…

三原芳秋・渡邊英理・鵜戸聡編『クリティカル・ワード 文学理論 読み方を学び文学と出会いなおす』フィルムアート社

鵜戸聡さんより、編書を恵投たまわりました。誠にありがとうございます。 三原芳秋・渡邊英理・鵜戸聡編『クリティカル・ワード 文学理論 読み方を学び文学と出会いなおす』フィルムアート社 かなり固い理論的説明から、初学者向けのブックガイドまで 幅広い…

奥彩子・鵜戸聡・中村隆之・福嶋伸洋編『世界の文学、文学の世界』松籟社

編者の奥彩子さんより共編書をご恵投たまわりました。どうもありがとうございます。 以下が目次になっています。 【イタリア】 ヴァスコ・プラトリーニ『ヴァンダ』【イタリア】 [訳]小久保真理江【シリア】 ザカリーヤー・ターミル『十日目の虎たち』 […

日本通訳翻訳学会関東支部第53回例会報告

学会誌『通訳翻訳研究』19号(2019年)に、 「日本通訳翻訳学会関東支部第53回例会報告」を書きました。 「日本通訳翻訳学会関東支部第53回例会報告」『通訳翻訳研究』19号、2019年、177-179頁。 以下の例会の報告になります。 yakusunohawatashi.hatenablo…

大宮勘一郎、橘宏亮、西尾宇広、R・クリューガー、G・ノイマン、W・ハーマッハー、H・ベーメ『ハインリッヒ・フォン・クライスト──「政治的なるもの」をめぐる文学』インスクリプト

『ハインリッヒ・フォン・クライスト──「政治的なるもの」をめぐる文学』(インスクリプト)を西尾宇広先生からご恵投いただきました。どうもありがとうございます。 かっこいい帯文。 www.inscript.co.jp 目次 まえがき クライスト略伝 わたしの言う自由と…

アンソロジーのなかのナボコフ⑯Jill Krementz, The Writer's Image (1980)..

今回紹介するのは写真集です。ナボコフを写した写真集には単独で写したものもありますが、ほかの作家の写真といっしょにアンソロジーのようになっているものもあります。 Jill Krementz, The Writer's Image, David R Godine Pub. 1980. 『アメリカのナボコ…

モーシン・ハミッド『西への出口』藤井光訳、新潮クレストブックス

モーシン・ハミッド『西への出口』(藤井光訳)の書評を書かせていただきました。『日経新聞』2月15日号です。以下からも会員登録で無料で読むことができます。 www.nikkei.com

アンソロジーのなかのナボコフ⑮Writers at Work: The Paris Review Interviews Fourth Series, New York: Viking Press,1976.

久しぶりになってしまったシリーズですが、今回はこちら。 George Plimpton ed., Writers at Work: The Paris Review Interviews Fourth Series, New York: Viking Press,1976. 『パリ・レヴュー』誌の作家インタヴューは内容が充実していることで有名です。…

Justin Jamail, Exchangeable Bonds, Hanging Loose Press. 2018

ジャスティン・ジャメールさんから詩集をいただきました。 Justin Jamail, Exchangeable Bonds, Hanging Loose Press. 2018 ジャスティン、どうもありがとうございました! ひとつ詩を紹介してみました。 ふたつの出会い シープ・メドウ ぼくがはじめて セン…

Максим Д. Шраер, Исчезновение Залмана: Рассказы, Москва: Книжники, 2017.

マキシム・シュライヤー先生からいただきました。 Максим Д. Шраер, Исчезновение Залмана: Рассказы, Москва: Книжники, 2017. 『ザルマンの失踪』、表題作をふくむ短篇集で、「ユダヤ人の生活」シリーズの一冊です。このシリーズにはシュライヤー先生のお…

ノーベル文学賞関連コメント

ノーベル文学賞の1969年の選考過程の資料が開示された件について、依頼されてコメントをしました。 www3.nhk.or.jp

2020年展望

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。 2020年の刊行予定をアップしておきます。 ・(単著)『世界文学論(仮)タイトル未定』某大学出版社、2020年前半 本格的かつまったく新しいタイプの研究書です。日・米・ソの世界文学をあ…