『ハインリッヒ・フォン・クライスト──「政治的なるもの」をめぐる文学』(インスクリプト)を西尾宇広先生からご恵投いただきました。どうもありがとうございます。
かっこいい帯文。
目次
まえがき
クライスト略伝
わたしの言う自由とは─クライスト「ヘルマンの戦い」と「聖ドミンゴの婚約」における夷狄支配
ルート・クリューガー╱西尾宇広訳「ペンテジレーア」─「政治的なるもの」と「愛」
大宮勘一郎流動化する国家─クライストの政治的著作における共同体の問題について
橘宏亮機械仕掛けの国父─クライストにおける〈君主〉の形象
西尾宇広口ごもる言葉と躓く身体─クライストの文化的人間学概要
ゲルハルト・ノイマン╱大宮勘一郎訳描出の揺らぎ─クライストの「チリの地震」
ヴェルナー・ハーマッハー╱大宮勘一郎、橘宏亮、西尾宇広訳「事態のこの恐ろしい変転」─クライスト作品における事物の作用力
ハルトムート・ベーメ╱橘宏亮訳クライスト主要作品梗概
あとがき
内容は国内外のクライストについての論考をあつめたものになっております。
西尾先生、どうもありがとうございました。