またまた川島隆先生から共著書をいただきました。
磯崎康太郎・香田芳樹編著『晩年のスタイル―老いを書く、老いて書く』松籟社
どうもありがとうございました。
【本書の目次】
序 章 老いて花さく(香田芳樹)
第1章 「よちよち歩きの時分から柵のところまで」
―ヨーロッパ古代と中世における老年描写(香田芳樹)
第2章 若返りと老いの物語
―ヨーハン・ヴォルフガング・ゲーテの『五〇歳の男』(山本賀代)
第3章 若者が年をとるとき
―ロマン主義以降の青年運動と「若きドイツ」の老後の生(西尾宇広)
第4章 想像の晩年、晩年の想像
―アーダルベルト・シュティフター作品の老人像と晩年のスタイル(磯崎康太郎)
第5章 時間/時代への抵抗
―フランツ・カフカ『田舎医者』に見る老いと死(川島隆)
第6章 市民たちの晩年
―トーマス・マン『ブッデンブローク家の人々』から『欺かれた女』まで(坂本彩希絵)
第7章 小さな礼拝堂を装飾する老いた画家たち
―マティス、ピカソ、フジタ、そしてコクトー(松田和之)
第8章 マイノリティの「老年の語り」と集団的アイデンティティ
―語りはじめたロマ(野端聡美)