訳すのは「私」ブログ

書いたもの、訳したもの、いただいたものなど(ときどき記事)

2022-01-01から1年間の記事一覧

『アバイ』(イブラギム クナンバエフ詩集 叙事詩 訓戒の書)花伝社、2020年。

クルマンセイト・バトルハン氏より『アバイ』をご恵投賜りました。どうもありがとうございます。 『アバイ』(イブラギム クナンバエフ詩集 叙事詩 訓戒の書)花伝社、2020年。 カザフの国民詩人、アバイ・クナンバエフの詩集です。 ja.wikipedia.org 日本語…

赤い十字 サーシャ・フィリペンコ著 歴史忘れ繰り返す同じ過ち

サーシャ・フィリペンコ『赤い十字』(奈倉有里訳、集英社)の書評を執筆しました。 「歴史忘れ繰り返す同じ過ち」『日経新聞』2022年2月12日。 www.nikkei.com 赤い十字 [ サーシャ・フィリペンコ ]価格:2420円(税込、送料無料) (2022/2/12時点) 楽天で購…

イベント告知(3月13日学習塾「とらきつね」)

矢倉喬士さんにお招きいただき、以下のイベントに出させてもらえることになりました。 告知です。3月13日(日)の13〜15時、福岡唐人町の学習塾「とらきつね」にて、「より良い翻訳のために──柳美里『JR上野駅公園口』とMorgan Giles _Tokyo Ueno Station_ …

イサーク・バーベリ『騎兵隊』中村唯史訳、松籟社

訳者の中村先生よりご恵投賜りました。どうもありがとうございます。 イサーク・バーベリ『騎兵隊』中村唯史訳、松籟社 ユダヤ系作家、イサーク・バーベリの代表作の待望の新訳ですね。 第一次大戦後のソヴィエト-ポーランド戦争。オデッサ出身のユダヤ系作…

レベッカ・L・ウォルコウィッツ『生まれつき翻訳――世界文学時代の現代小説』佐藤元状・吉田恭子監訳、田尻芳樹・秦邦生訳(松籟社)

レベッカ・L・ウォルコウィッツ『生まれつき翻訳――世界文学時代の現代小説』佐藤元状・吉田恭子監訳、田尻芳樹・秦邦生訳(松籟社) 訳者の佐藤先生にご恵投賜りました。どうもありがとうございます。新しい世界文学研究の研究書が日本語でも刊行されたこと…

西成彦『声の文学――出来事から人間の言葉へ』(新曜社)

著者よりご恵投賜りました。どうもありがとうございます。 西成彦『声の文学――出来事から人間の言葉へ』(新曜社) 小説の中で囁かれる声、あるいは「研究」のために収集されなくてはならなかった声。その多くは「非主流者」達の「個」としての複数の抵抗の…

2022年展望

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。 昨年のふりかえりは昨日のエントリを見てください。 2022年の刊行予定をアップしておきます。 ・(翻訳)ウラジーミル・ナボコフ『ヴェーラへの手紙』(白水社)年内 ナボコフが妻ヴェー…