訳すのは「私」ブログ

書いたもの、訳したもの、いただいたものなど(ときどき記事)

いただきもの

河原清志『翻訳等価再考――翻訳の言語・社会・思想』晃洋書房

河原清志先生からご高著をご恵投いただきました。誠にありがとうございます。 河原清志『翻訳等価再考――翻訳の言語・社会・思想』晃洋書房 博士論文の書籍化、ということで、かなり専門的な内容ですが、 巻末の「主要概念の定義集」や文献リストは参考になり…

松本昇・中垣恒太郎・馬場聡編『アメリカン・ロードの物語学』金星堂、2015年、『越境する言葉、紡がれる文学』大阪大学言語社会学会

後藤篤さんより共著書と論集をご恵投いただきました。 後藤さんは前者に「逸脱の修辞学――『ロリータ』におけるロードの法」、後者に「翻訳のポリティクスーーウラジーミル・ナボコフのジョージ・スタイナー批判をめぐって」という論文をご寄稿されています。…

青地伯水『文学と政治――近現代ドイツの想像力』松籟社

川島隆さんから共著書をご恵投いただきました。 川島さんは「「革命なんかに入らなければよかった!」-―ヨハンナ・シュピーリ後期作品に見る労働運動のモチーフ」という章をお書きになられています。 2014年10月に京都府立大学でおこなわれた日本独文学会秋…

沼野充義『つまり、読書は冒険だ 対話で学ぶ<世界文学>連続講義』光文社

沼野充義先生から著書をご恵投いただきました。 1巻からつづいていたこのシリーズも完結、とのこと。 (編集の今野哲男さんも)おめでとうございます&お疲れさまでした。

頭木弘樹『カフカはなぜ自殺しなかったのか?』春秋社

頭木弘樹さんよりご著書を恵投いただきました。 これぐらいの距離感で、外国の作家を紹介する本がもっとでると 専門書への橋渡しになっていいのですが(たとえばナボコフでも)。 頭木さん、まことにありがとうございました。

竹野一雄『キリスト教弁証家C・S・ルイスの遺産』かんよう出版

竹野先生より、ご高著をご恵投いただきました。 竹野一雄『キリスト教弁証家C・S・ルイスの遺産』かんよう出版 竹野先生、まことにありがとうございました。

レイナルド・アレナス『襲撃』山辺弦訳、水声社

訳者の山辺弦さんから訳書をご恵投いただきました。 どうもありがとうございます。 本書はシリーズ「フィクションのエル・ドラード」の一冊として刊行されているようです。水声社のページで今後のラインアップも見ることができます。 blog 水声社 » Blog Arc…

チャールズ・M・シュルツ、谷川俊太郎、今井亮一、井出幸亮『スヌーピーのひみつ A to Z』新潮社

今井亮一さんから訳書をご恵投いただきました。 『スヌーピーのひみつ A to Z』――書名どおり、スヌーピーにまつわるすべてを AからZまで項目別に編集したものになっています。 漫画だけでなく、写真・図版多数の楽しい本です。 今井さん、どうもありがとう…

沼野充義編、高橋知之編集協力『ドストエフスキー ポケットマスターピース10』集英社文庫ヘリテージシリーズ

高橋知之さんから共訳書をいただきました。 沼野充義編、高橋知之編集協力『ドストエフスキー ポケットマスターピース10』集英社文庫ヘリテージシリーズ 「四大長編の読みどころ」から、詳細な解題や文献一覧、年譜までついていますので、 初心者から専門家…

野中進・籾内裕子・沼野恭子編『世界のなかの日本文学―ー旧ソ連諸国の文学教育から』

野中進先生より、編著をご恵贈いただきました。どうもありがとうございました。 野中進・籾内裕子・沼野恭子編『世界のなかの日本文学――旧ソ連諸国の文学教育から』(埼玉大学教養学部 リベラルアーツ叢書8)埼玉大学教養学部・人文社会科学研究科、2016年 …

ウラジーミル・ナボコフ『見てごらん道化師を!』メドロック皆尾麻弥訳、後藤篤注、作品社、2016年

訳者のメドロック皆尾さんと注担当の後藤さんのお二人からご恵贈いただきました。 (表紙のデザインも実際に手に取ってみると、赤がシックで画像よりも素敵だと思いました。) 旧訳を出版していた出版社が現行ないことを考えると、 ある意味では自然な新訳で…

『英米文学における父の諸変奏――安田章一郎先生百寿記念論集』(英宝社)

ご共著書を中田晶子先生からご恵贈いただきました。 鈴木俊次、滝川睦、平林美都子、山口均編『英米文学における父の諸変奏――安田章一郎先生百寿記念論集』、英宝社、2016 中田先生は「顕在と潜在―ナボコフにおける父の形象」という論文を寄稿しておられます…

小澤実・中丸禎子・高橋美野梨編『アイスランド・グリーンランド・北極を知るための65章』明石書房

共同研究者の中丸禎子さんからご恵贈いただきました。 まだパラパラ見ただけですが、 「アイスランド・グリーンランド・北極」という題に反して(?) その枠を超えたさまざまな切り口の文章が寄せられています。 58章「ヨーロッパ近代の根源と周縁――荒正人…

奥彩子・西成彦・沼野充義編『東欧の想像力 現代東欧文学ガイド』松籟社、2016年。

編者のひとりの奥彩子さんよりご献本いただきました。 シンプルなデザインですが、表紙の色味がいいですし、カバーの質感もいいです。 ぱらぱらと見ただけですが、作家ひとりひとりの紹介文もひきこまれる感じです。 二〇一二年二月一日、女性詩人としてポー…

ジャン=ミシェル・ヴィスメール『ハイジ神話――世界を征服した「アルプスの少女」』川島隆訳、晃洋書房、2015年

訳者の川島先生からご恵投いただきました。 ジャン=ミシェル・ヴィスメール『ハイジ神話――世界を征服した「アルプスの少女」』川島隆訳、晃洋書房、2015年 以前もハイジ関連の研究書を訳出されていました。 最近では集英社のポケットマスターピースシリ…

水野的『同時通訳の理論――認知的制約と訳出方略』朝日出版社

水野的先生よりご著書をご恵贈いただきました。 水野的『同時通訳の理論――認知的制約と訳出方略』朝日出版社 まず、この膨大な文献リストに目を通すところから勉強したいです。 どうもありがとうございました。

宮田眞治、畠山寛、濱中春編『ドイツ文化55のキーワード』ミネルヴァ書房

プロジェクト人魚の共同研究者の中丸禎子さんから、共著書をいただきました。宮田眞治、畠山寛、濱中春編『ドイツ文化55のキーワード』ミネルヴァ書房中丸さんは「クリスマスと復活祭」、「エコロジー」の章を執筆されています。中丸さん、どうもありがとう…

マルグリット・デュラス『私はなぜ書くのか』北代美和子訳、河出書房新社

訳者の北代美和子さんよりご恵贈いただきました。 私はなぜ書くのか作者: マルグリットデュラス,レオポルディーナ・パッロッタ・デッラトッレ,ルネド・セカッティ,Marguerite Duras,Ren´e de Ceccatty,Leopoldina Pallotta della Torre,北代美和子出版社/メ…

高柳俊一、佐藤享、野谷啓二、山口均編『モダンにしてアンチモダン――T.S.エリオットの肖像』(研究社、2010年)

愛知学院大学の山口均先生から共著書をご恵投いただきました。 日本T.S.エリオット協会設立二十周年を記念して刊行された論文集です。 モダンにしてアンチモダン ――T.S.エリオットの肖像作者: 高柳俊一,佐藤亨,野谷啓二,山口均出版社/メーカー: 研究社…

頭木弘樹『絶望名人カフカの人生論』(新潮文庫)

頭木弘樹さんから訳書をご恵投いただきました。 以前、ヒットして新聞・テレビなどのメディアにもとりあげられた『絶望名人カフカの人生論』の文庫版になります。 頭木さん、どうもありがとうございました。 絶望名人カフカの人生論 (新潮文庫)作者: フラン…

柴宣弘・木村真・奥彩子編『東欧地域研究の現在』山川出版社、2012年。柴宣弘・石田信一編『クロアチアを知るための60章』明石書店、2013年。

奥彩子さんから共著書をいただきました。 東欧地域研究の現在作者: 柴宜弘出版社/メーカー: 山川出版社発売日: 2012/10メディア: 単行本 クリック: 13回この商品を含むブログ (4件) を見るこちらの本では共編と第1章「文学史のなかの魔女たち――東欧女性作家…

ジュビレ・クレーマー『メディア、使者、伝達作用――メディア性の「形而上学」の試み――』

共同研究者の川島隆さんから共訳書をいただきました。 ジュビレ・クレーマー『メディア、使者、伝達作用――メディア性の「形而上学」の試み――』(宇和川雄、勝山紘子、川島隆、永畑紗織訳、晃洋書房、2014年)メディア、使者、伝達作用―メディア性の「形而上…

図説 アルプスの少女ハイジ

川島隆さんからご恵贈いただきました。ヴィジュアル資料がたくさん使われていて見て楽しいだけでなく、 当時の社会状況・言語など背景知識が(思った以上に)詳しく書かれていて勉強になりました。図説 アルプスの少女ハイジ (ふくろうの本/世界の文化)作者:…

『いま、世界で読まれている105冊』

中丸禎子さんから共著書をご恵贈いただきました。中丸さん、ありがとうございます。 『いま、世界で読まれている105冊』(テン・ブックス) ★83人が紹介する63カ国(自治領含む)105冊のイチオシ本英語からエスペラントまで世界の言語に通じる研究者、翻訳家、…

ハイジの原点

ドイツ文学者、とくにカフカ研究で知られている川島隆さんから訳書をご恵贈いただきました。 ペーター・ビュトナー『ハイジの原点』(郁文堂) ハイジの原型になった作品ではないか、と最近指摘されて議論を呼んだ作品の翻訳と、その論文の翻訳ですね。 以下…

子守唄と民話

スウェーデン文学・ドイツ文学の中丸禎子さんより共著書をご恵贈いただきました。 「人魚姫のメタモルフォーゼ」という章を執筆されています。 [asin:4838232454:detail] 中丸さん、ありがとうございました。

廃墟のテクスト―亡命詩人ヨシフ・ブロツキイと現代

竹内恵子さんよりご著書『廃墟のテクスト―亡命詩人ヨシフ・ブロツキイと現代』(成文社)をご恵贈いただきました。ありがとうございます。 東京大学大学院人文社会系研究科に提出された博士論文を書籍化されたもので、日本では初めてのブロツキーのモノグラ…

世界文学から/世界文学へ 文芸時評の塊 1993-2011

やや前ですが、東京で行われた国際会議に出席した際に、 沼野充義先生からご著書をいただきました。 世界文学から/世界文学へ作者: 沼野充義出版社/メーカー: 作品社発売日: 2012/10/04メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (5件) を見る 沼…

境界線上の文学 名古屋大学英文学会第50回大会記念論集

中田晶子先生より、ご編著をご恵投いただきました。ありがとうございます。 大石和欣、滝川睦、中田晶子編著 『境界線上の文学 名古屋大学英文学会第50回大会記念論集』彩流社 中田晶子「消えるディストピア、復元される生――ナボコフの越境」 というナボコ…

ジェニファー・イーガン『ならずものがやってくる』

訳者の谷崎由依さんからジェニファー・イーガン『ならずものがやってくる』をご恵投いただきました。 ピュリッツァー賞・全米批評家協会賞・ロサンゼルス・タイムズ文学賞受賞! 元パンクロッカーで、現在は有名音楽プロデューサーとなったベニー。そして、有…