中村三春先生よりご恵投賜りました。どうもありがとうございます。
中村三春『接続する文芸学 村上春樹・小川洋子・宮崎駿』七月社
(第Ⅱ部第5章で拙論[ナボコフの『ディフェンス』論]に触れてくださっております。恐縮です。)
はしがき
序説 接続する文芸学 語りの〈トランジット〉
Ⅰ 村上春樹
第1章 「壁」は越えられるか──村上春樹の文学における共鳴
第2章 運命・必然・偶然──村上春樹の小説におけるミッシング・リンク
第3章 見果てぬ『ノルウェイの森』──トラン・アン・ユン監督の映画Ⅱ 小川洋子
第4章 小川洋子と『アンネの日記』──「薬指の標本」『ホテル・アイリス』『猫を抱いて象と泳ぐ』など
第5章 小川洋子と〈大人にならない少年〉たち──チェス小説としての『猫を抱いて象と泳ぐ』
第6章 小川洋子『琥珀のまたたき』と監禁の終わるとき──『アンネの日記』とアール・ブリュットからⅢ 宮崎駿/宮澤賢治
第7章 液状化する身体──『風の谷のナウシカ』の世界
第8章 宮崎駿のアニメーション映画における戦争──『風の谷のナウシカ』から『風立ちぬ』まで
第9章 変移する〈永遠の転校生〉物語──伊藤俊也監督『風の又三郎 ガラスのマント』注
あとがき
初出一覧
索引