坪野圭介さんよりご著書を御恵投いただきました。どうもありがとうございます!
『遊園地と都市文学――アメリカン・メトロポリスのモダニティ』小鳥遊書房
坪野さんの博士論文の書籍化ですね、坪野さん、おめでとうございます&ありがとうございます。
『早稲田大学国際文学館ジャーナル』第二号に研究ノートを寄稿しました。
「戦争教材としてのティム・オブライエン「待ち伏せ」――あるいは翻訳小説の効用」『早稲田大学国際文学館ジャーナル』第二号、39-50頁。
以下のリンクからダウンロードできます。
『教科書の中の世界文学――消えた作品・残った作品25選』(三省堂)の刊行を記念して、共編者の戸塚さんにくわえ、『文章は「形」から読む――ことばの魔術と出会うために』(集英社新書)を刊行された阿部公彦先生と本屋B&Bでイベントを開催することにしました。
秋草俊一郎×戸塚学×阿部公彦「国語教科書の潜在力――これからの文学教育」『教科書の中の世界文学 消えた作品・残った作品25選』(三省堂)『文章は「形」から読む ことばの魔術と出会うために』(集英社)W刊行記念
トピックとしては
・戦後の国語教科書と世界文学
・国語教科書のちょっと変わった「読み方」
・学習指導要領の読み方
・料理本のレシピや契約書を「形」から読むとはどういうことか
・教科書に文学が載ることをめぐる裏話、文学作品の翻訳
チケットはオンラインふくめPeatixで販売中になっております。
水野的先生より、ご著書を御恵投賜りました。どうもありがとうございます。
水野的『日本人は英語をどう訳してきたか――訳し上げと順送りの史的研究』(法政大学出版局)
水野先生がライフワークとしていた研究です。600頁を超す大著ですが、これでも相当に短くした内容とのこと。
水野先生はこの本の校正を終えたあと、2月29日に急逝されました。
あとがきを読むと本書を事実上の最後の本と思いながら、
水野先生はまだもう一仕事をするおつもりだったようです。
読者としても非常に残念ではありますが、本書を読んで水野先生のお仕事に思いをはせたいと思います。
福田美雪先生より共著書をいただきました。どうもありがとうございます。
近代の首都パリとオペラ
人々がオペラに熱狂した近代のパリを舞台に、オペラと文学の相互作用が奏でる豊穣なポリフォニーの世界とは?
音楽史と文学史を越境する、多様なアプローチによる7つの鮮烈なオペラ論。
まえがき
澤田肇
バルザックの『十三人組物語』と『娼婦の栄光と悲惨』
――オペラにおける借用から翻案まで稲田隆之
グランド・オペラとヴァーグナー
――定型としてのグランド・オペラとマイヤベーアからの影響関係をめぐって和田惠里
オペラ《ユダヤの女》の成立
――台本作家ウジェーヌ・スクリーブをめぐって福田美雪
第二帝政期のパリ社交界とオッフェンバックのオペレッタ
――「時代」を笑う、「いま」を笑う荒木善太
化粧部屋をめぐる「もう一つの」顛末
――ラヴェル《スペインの時》とセノグラフィー安川智子
ポール・デュカス《アリアーヌと青ひげ》の神話論理的解釈
――ヴァーグナーとレヴィ゠ストロースの間で林信蔵
音楽の方へ
――エミール・ゾラと永井荷風におけるオペラの美学と象徴の哲学参考文献
人名索引
音楽作品名索引「あとがき」にかえて――「時代遅れ」でつねに新しいオペラについて語ること 和田惠里
福田先生は「第二帝政期のパリ社交界とオッフェンバックのオペレッタ――「時代」を笑う、「いま」を笑う」を執筆されています。