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パヴェウ・ヒュレ『ヴァイゼル・ダヴィデク』井上暁子訳、松籟社

 パヴェウ・ヒュレ『ヴァイゼル・ダヴィデク』(井上暁子訳、松籟社)を訳者の井上先生からご恵投賜りました。どうもありがとうございます。

 

松籟社から刊行されている「東欧の想像力」の一冊ですね。

 

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shoraisha.com

内容紹介

  旱魃が続き、海が魚の死骸で埋め尽くされた1967年の夏。その異常な季節を、語り手「僕」 と仲間たちは、ヴァイゼルというユダヤ人少年と共に過ごした。夏の終わりヴァイゼルは姿を消す。そのときから今に至るまで、「僕」は問い続けている―「ヴァイゼルとは何者だったのか」と。
  発表されるや「10年に一度の傑作」と絶賛され、作者ヒュレの名を一躍高らしめたデビュー長編、待望の邦訳刊行。

 

著者・訳者紹介

パヴェウ・ヒュレ  Paweł Huelle (1957-)
  グダンスク(旧ドイツ領ダンツィヒ)に生まれる。大学卒業後、大学講師、自主労組「連帯」の広報宣伝スタッフ、グダンスク・テレビ支局長、文芸批評家などとして活動するかたわら詩を書き、文壇デビュー。
  代表作『ヴァイゼル・ダヴィデク』(1987)、短篇集『引っ越しの時代の物語』(1991)、長編『メルセデス・ベンツ――フラバルへの手紙から』(2001)、『カストルプ』(2004)ほか。世界各国語に翻訳される現代ポーランド文学の作家のひとり。