前回のエントリで『れにくさ』の5号が公開になったことを書きましたが、
最新号の6号にも論文を寄稿しております。
「ナボコフとハーン トランス・アトランティックな想像力がトランス・パシフィック な想像力と出会うところ ――あるいは文学的バタフライエフェクト」『れにくさ』6号、446-459頁。
論文の内容は、ナボコフの引用した一編の「ハイク」をめぐるものになっております。
(だれの俳句で、なんで引用したのか)
著作権の関係で写真を載せられなかったのですが、
そのナボコフが引用したハイクがのった画像はこちらにあります。
上から二番目の、蝶の絵がかかれたページです。
(ニューヨーク公共図書館が1999年に開催した展覧会Nabokov Under Glassのページにとびます)
こっちのタイトルをつけてくれたのは友人の翻訳家デイヴィッド・ボイドです。
どうもありがとう。
関心のあるかたは大学図書館などでお読みください。
こちらも、次号の『れにくさ』が刊行されれば(何年後かわかりませんが)、オープンアクセスになるはずです。
5号の『れにくさ』は「柴田元幸退官記念号」で三冊の大ボリュームでしたが、
6号の『れにくさ』は「特集 ロシア・中東欧」で、2015年のICCEESを総括したものになっており、前号ほどではないですが、560ページの大冊になっております。